今回は2025年7月31日放送の

林修の今知りたいでしょ!

熱中症から身を守る

猛暑が長引く今年、特に注意!

慢性的熱中症

を振り返って

みたいと思います。

 

 

熱中症とは、体内の水分や塩分が

足りなくなることで、体温が上昇。

 

頭痛・けいれん・めまいなど、体に

さまざまな症状を引き起こす病気。

 

芸能界でも、熱中症を発症する方が

続出している。

 

ラジオ番組で熱中症体験を語った

俳優の伊東四朗さん88歳は一時、

意識を失いましたが、周囲の人の

助けで自宅に戻り、回復したという。

 

お笑い芸人 ダイアンユースケさん

48歳は熱中症の要因の1つ、体内の

水分が不足する脱水症で意識を失い、

転倒した際の傷が残っている。

 

一般的な熱中症のイメージは、

炎天下や高温の室内で

大量の汗をかき、急激に脱水。

 

その結果、倒れてしまうというもの

ですが、タレント・俳優の青木さやかさん

52歳は少し異なる熱中症。

 

 

診断結果は慢性的熱中症。

 

だるさや頭痛、めまいといった

軽い熱中症の症状がだらだらと、

長時間にわたって続く

慢性的熱中症。

 

慢性的熱中症=重症化する一歩手前

 

この状態を放置すると、

ちょっとしたきっかけで

意識を失い、倒れてしまう危険性が。

 

 

   

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青木さんが慢性的熱中症になったのは、

平均気温過去最高を記録した昨年7月。

※2025年7月30日時点

 

そのため、外出を避けて

移動は車でするなどが、

ほとんどで熱中症に注意していた。

 

去年の7月の後半くらいから調子が悪くて、

8月に入っても良くならなかった。

 

調子の悪さは吐き気とダルさで、

疲れたりすると、なったりする。

 

40代後半から更年期障害のような

症状も出ていたので、それだろうと

思っていた。

 

 

倦怠感や軽い吐き気、めまいなどは

更年期障害や夏バテと似た症状が現れる。

 

青木さんもそう思い込み、

仕方なく耐えていたが、

お盆前からすごく頭痛が酷くなり、

頭に何かできたのかと思った。

 

 

最初に青木さんを襲った倦怠感は、

慢性的熱中症の症状①

水分不足で筋肉の血流が低下し、

疲れやすくなる。

 

吐き気は、

慢性的熱中症の症状②

水分不足で消化器機能が低下。

 

激しい頭痛は、

慢性的熱中症の症状③

脱水が進行。

脳の血流が低下し、

痛みが起きる。

 

 

解説してくれるのは、

熱中症ガイドライン2024

作成チームリーダーで、

日本医科大学 武蔵小杉病院

神田潤先生。

 

 

神田先生によると、

今回 青木さんの具合が

悪くなったのは、

急激な脱水ではなく、

慢性的な脱水状態が

続いていたからと考えられる。

 

今年のような長期間、

暑さが続く夏は脱水や暑さ

ダメージが蓄積される。

 

典型的な熱中症の原因は

炎天下で大量の汗→急激な脱水

 

慢性的熱中症の原因は

気づきにくい小さな脱水の積み重ね

 

 

 

 

気をつけていても

水分不足になる原因

①トイレを気にして

水分補給を減らす

 

1日に必要な水分量 約2.5L

※成人の場合(食事からとる水分量を含む)

 

 

気をつけていても

水分不足になる原因

②食事を抜く

 

1日に食事から摂取する水分 約1L

 

慢性的熱中症になると、

倦怠感・吐き気→食欲減少

→脱水進行で、負のスパイラルに。

 

 

熱中症予防のために冷やすと

効率的に体温を下げられる場所は、

 

 

気をつけていても

水分不足になる原因

③寝る時にエアコンをつけない

 

日本の夜は暑い。

 

 

 

体から約2%水分が減ると、

熱中症の危険がある。

 

体重60㎏の場合、

約720mLの水分を失うと、

熱中症の危険性あり。

 

 

コーヒーは水分補給になる?

 

コーヒーに利尿作用があるが、

水分補給として一定の効果はある。

 

 

 

   

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