今回は6月28日放送の

ビーバップ!ハイヒール

京都の名所に隠された仕掛け

を振り返って

みたいと思います。

 

京都へ訪れる年間観光客数は

5000万人以上だが、京都の本当の

魅力に気付いていない!?

 

京都の大原にある1200年以上の

歴史を誇る由緒あるお寺

三千院の魅力のひとつは

だという。

 

そこある、愛くるしい

わらべ地蔵を見に訪れる

人もいるそうだ。

 

また往生極楽院の中には、

国宝の仏像である阿弥陀三尊像

安置されている。

 

その3つの像は、800年以上前に

つくられた貴重な阿弥陀如来

勢至菩薩 観世音菩薩で変わった

姿をしているという。

 

それは、左右の菩薩

胡坐ではなく正坐のような

座り方をしている事。

 

それは大和坐りというもので、

この姿勢の仏像は非常に

珍しく、横から見ると

前傾姿勢になっている。

 

 

仏像がつくられた平安後期に、

仏教の教えは末法思想により衰退し、

人々には心の拠り所がなくなるという

不安が広がっていったという。

 

そんな時代につくられたからこそ

2体の菩薩は、人々を助けに行こうと

立ち上がろうとしている瞬間の姿を

している誕生の裏側があった。

 

 

京都の名所には、まだまだ

隠された数々の仕掛けがある。

 

仕掛けを教えてくれるのは、

京都ガイドのエクスパートで、

日々新たな見所を掘り起こしている

らくたび代表 若村亮さん。

 

若村さん曰く、京都には一般的な

観光では見つからない隠れた魅力や

仕掛けが沢山あると語る。

 

 

   

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東寺は、のちの弘法大師、

空海がここを真言密教の根本道場

として信仰を広めた。

 

五重塔は、木造の塔として

日本一の高さを誇っている

という事だけが見所ではない。

 

決して見逃してはいけないものは

講堂の中の仏像で、空海が残した

最大の仕掛けが隠されているという。

 

そこには21体もの仏像が並べられ、

そのうちの16体は、平安前期に

つくられ、現在では国宝に指定

されている。

 

その像を一度に全部見えない

 

それこそが空海の仕掛けで、

密教の教え方をわかりやすく

図式化した曼荼羅図を立体的に

表現したもので、参拝客

曼荼羅の中に入りこんだと

思わせるため、わざと全体を

客観的に見回せないように

つくられているそうです。

 

さらに仏像の配置にも

意味があるそうで、

大日如来を含めた5体は、

悟りを開いた如来の世界を表現。

 

大日如来とそれを囲むように

配置されているのは、五智如来

全て仏教を開いたブッタを表している。

 

その右側に安置されているのは、

五大菩薩は穏やかな表情を浮かべ

悟りを開くための修行する

姿を表している。

 

 

向かって左側にあるのは、

五大明王

 

大日如来の化身とされる

不動明王を中心に民衆を導き、

命がけで救う。

 

人間界の煩悩が仏の世界に

波及しないよう

見守っているという。

 

 

   

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清水寺は参道に立ち寄り、

古都の魅力を満喫できる。

 

誰もが仁王門から石段を

上がり本堂へ向かう最も

有名なルートがあり、

今や年間500万人が

訪れるといわれる場所。

 

でも、そのほとんどの人が

見ないで帰るスポットが

あるのだそうです。

 

仁王門の左側に別の参拝ルートがあり、

本堂につながる道で、しばらく歩くと

千体石仏と呼ばれる御地蔵さんや

千手観音さん等が安置されている。

 

京都では古くから地蔵信仰が盛んで、

市内に約6000体が祀られている

という説がある。

 

千体石仏も元々は京都の各町内で

祀られていたものが清水寺

安置されている訳とは?

 

約150年前に神仏分離令から派生した

廃仏毀釈で、神道が主流となり

仏像や地蔵が破壊されてしまった。

 

信仰心の強い人たちが石仏を

清水寺へ運び、供養された後に

現在の場所に安置された。

 

 

   

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