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ノロウイルスってよく耳にするけど、
「よく分からないよ〜」「知らないよ〜」
という方も多いのではないでしょうか?
症状は、38℃ほどの発熱、腹痛、下痢や嘔吐の症状が現れ、
感染力はとても強いです。
例年感染者が増加しているなかで、
なんと・・
今年新型ノロウイルスの大流行が懸念されています!!
新型とは・・・
どうすれば予防・対処できるのか・・
いろいろな不安や疑問を紐解いていきましょう。
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《1》食中毒の種類
食中毒は大きく分けて
【微生物・化学物質・自然毒・寄生虫】に分類されます。
これから解説していくノロウイルスは、
微生物に分類されるウイルス性食中毒です。
牡蠣などの二枚貝で感染してしまうのはもう有名ですよね・・
感染経路は、ノロウイルスを含んだ食材を
十分な加熱なしに食べてしまう事、そして何より、
ノロウイルス感染者の排せつ物に触れ手洗いが不十分、
また消毒が不十分で起こる二次感染の大きくふたつに分けられます。
正しい予防と、対策を次にご紹介しましょう。
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《2》予防と対策 ~二次感染を防ぐには~
ノロウイルスは、感染したことが分かっても
現在有効なワクチンなどはありません。
発熱、腹痛、下痢、嘔吐が主な症状なので、
脱水症状を防ぐことが最優先です。
新型ウイルスといっても、今までと症状に大きな差はありません。
言えるのは、確実に感染力が強くなったということです。
ノロウイルスは、他の食中毒菌に比べ少量のウイルスで感染します。
潜伏期間は24時間~48時間で、体内のみで増殖します。
体内でしか増殖しないので、いかに体内への侵入を防げるかが
最大の課題になります。
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《3》嘔吐物の処理方法 ~体内への侵入を防ぐには~
現在アルコール消毒とても有効な殺菌の手段です。
しかしノロウイルスにアルコール消毒は効果がありません。
最も有効とされているのは、家庭などでも使われている
ハイターなどの(次亜塩素酸ナトリウム)です。
漂白剤には酸素系のものもありますが、
ワイルドハイターなどの酸素系のものには
(次亜塩素酸ナトリウム)は入っていませんので、
ノロウイルスの殺菌にはなりません。
次は、正しい希釈方法と消毒液の付きり方を紹介します。
面倒くさい・・ですが、知識はいつか役に立ちますよ☆
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《4》嘔吐物の処理方法 ~塩素系漂白剤の注意点~
唯一効果的な塩素系漂白剤ですが、使用方法を間違うと
有毒なガスを発生することもあるので、
取り扱いには十分に気を付け、
使用する塩素系漂白剤の希釈量を十分守ってくださいね!
何も難しいことはありませんよ☆
ポイントを紹介しますね!
・希釈液は温度により効果が薄れてしまうので、
使用前に作るようにしてください。
・作った希釈液は、飛沫で目や口に入ると危険なので、
スプレー容器はオススメできません。
・ノロウイルスは、感染していても症状が出ない健康保菌者も居ます。
普段の手洗いや衛生管理が大切ですね。
特にお手洗い後は十分に☆
あっ・・
豆知識ですが、ヨーグルトに含まれる
ラクトフェリン【母乳に含まれる成分】を
毎日100mg摂取すればノロウイルスの
予防になるそうですよ^^
森永乳業 ラクトフェリン 180粒入
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《5》家庭で行いたい衛生管理
ノロウイルスは、他のウイルスや細菌に比べ死滅温度が高いです。
85℃以上で90秒以上加熱してください。
なぁんて
家庭で中心温度計なんてなかなか無いですし、
簡単に計れるわけありませんよね^^;
TANITA デジタル温度計 【料理用温度計】 グリーン TT-533-GR
でも、十分に加熱をすればノロウイルスは死滅します。
そして、もし共同生活をしている人が
ノロウイルスの感染の疑いがあれば洗濯物を分けたり、
お風呂にも最後に入ってもらいしっかり洗い流してください。
ノロウイルスはアルコールや石鹸では死にませんが、
手指のウイルスを洗い流すことは出来るので、
しっかりと手洗いをすることも大切な予防の1つですね。
新型ノロウィルス この症状には要注意!感染しない為の予防と対策
《6》免疫力を高めよう
ウイルスや病原体が体内に入ってきても、
必ずしも病気にかかるとは限りません。
それは、体内の白血球、マクロファージ、NK細胞が
協力し合って感染するのを防いでくれるからです。
これからの季節の一押しは大根ですね!!
辛み成分のイソシアシアネイトという成分に
抗酸化の働きがあり、その成分は皮との間に多く含まれるため、
きれいに洗って皮ごとサラダなど、
生で食べるのがオススメです。
長いものヌルヌルに含まれるムチンは、
たんぱく質の分解を助ける成分です。
たんぱく質は身体の細胞を作る成分なので、
免疫効果が期待できます。
そしてポイントは、すりおろさない事・・・
なぜかというと長いもの短冊切りなどがおススメです。
これから寒い季節になりますが、
菌やウイルスに負けないように頑張りましょう!!
まとめ
《1》食中毒の種類
《2》予防と対策 ~二次感染を防ぐには~
《3》嘔吐物の処理方法 ~体内への侵入を防ぐには~
《4》嘔吐物の処理方法 ~塩素系漂白剤の注意点~
《5》家庭で行いたい衛生管理
《6》免疫力を高めよう