今回は2月10日放送の
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組で今回は、
宮崎県西北部にあるポツンと一軒家。
棚田?段々畑?
小規模の農地
田畑に細かい点々がある。
目指す一軒家の情報を得るため、
向かった集落は、高い山の上!
そこは、高低差が約150mの
急斜面の集落。
杉苗作りをしている住人発見。
聞いてみたが、わからなかった
お母さんは作業を中断し、
わざわざ隣の家まで
聞きに行ってくれた。
そこは息子さんの家で、
ポツンと一軒家の事を
知っていて、
マツモトシゲユキさんという
60歳くらいの夫婦が2人で
暮らしているという情報を得る。
集落を出ても、舗装された道
だったが、落石があるので
気を付けて走行してゆく。
ポツンと一軒家に到着、
車があるけど返事がない。
しばらく待ってみると
1台の車が来たが、家の100m
手前で停車して1人の女性が
歩いてやってきたが、マツモトさんの
奥さんではなく、電話帳の配達員さん!
その後10分ほど待つと、
マツモトシゲユキさんと
ヨウコさんが帰ってきた。
ポツンと一軒家の主
マツモトシゲユキさん63歳と
ヨウコさん59歳の夫婦。
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この家はシゲユキさんの生家、
3人兄弟の長男として、
高校時代の4年間以外ずっと
生活しているという。
昭和57年に結婚し、
ヨウコさんが嫁いできて
一番驚いたのは、隣家に行くまで
車で20分くらいかかること。
そんなポツンと一軒家から
2人の一男一女は巣立ち、
15年前から夫婦2人だけの
生活だそうだ。
マツモト家は代々、林業を
稼業にしてきて、50haの
森林を所有。
時期によって、伐採や植林など、
行う作業は異なり、今は
椎茸栽培用の原木を出荷に
追われているそうだ。
この地には、原木銀行という
平成2年に地元の役場が始めた
他にはない珍しい制度があり、
原木を売る人と買う人の仲介や、
原木の価格調整や配送・伐採代行
を行っている。
マツモト家も20年前まで、
椎茸栽培をしていたが廃業し、
原木銀行を利用し、生産した
原木を出荷出来るようになった。
衛星写真に写っていた黒い点は、
米を買った後の藁を燃やしたもの。
家の前に広がる棚田で、
自分の所で食べる分だけの
お米を作り、田んぼの横には
大根や玉ねぎなど野菜を栽培する
家庭菜園があり、お茶も自家栽培。
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買い物は、最寄りのスーパー等に
車で30分は掛かるので、1週間に
1回位、1週間分買って帰るという。
ところが、隣近所に気兼ねなく済み
喧嘩して大きな声を出しても
隣に聞こえないという利点もあるとか。
夫婦が一番気に入っているのは、
標高およそ750mの自宅から、
眼下に広がる景色は絶景で、
特にのお気に入りは、
高千穂の雲海のようなものが
みえること。
代々 上の上のおじいちゃんと
おばあちゃん達も椅子に座って
景色を眺め、今は私たちが座る。
仕事から帰ってきてここに座って
景色を見ながら、ひと仕事終えて
ホッとする大切な場所。
しばらくここで座って
見ていられるくらい、
元気にしとらんといかんですね
と答えた。
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