今回は3月24日放送の
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組で今回は、
熊本県にあるポツンと一軒家。
細長い敷地、山と山の谷間
大きな建物、整然と並んだ点々
のあるポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
まず、情報を得るため
地元の人を探していると、
作業している方を発見。
番組を見ているというお父さんに
道を尋ねてみると、奥さんまで
出てきてもらい確認。
焼酎屋さん?分校?牧場?
だという情報を得る。
ポツンと一軒家に行くまでの
道のりを教えて貰い、捜索再開。
教えられた道を進むと、
この先、Uターンできません。
という看板があった。
歩いて捜索してみると、
突然、立派な鉄製の門が…。
仕方ないので車に戻って
誰かが来るのを待っていると
トラックがやってきたので
聞いてみると、ここは
工場だということがわかった。
目指していたポツンと一軒家は、
地元の焼酎メーカーの酒蔵だった。
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社長さんのいい焼酎を造るには、
いい水が欲しいという方針から
この山奥に建てられているそうだ。
酒造会社の社長
トリカイカズノブさん70歳。
社長さんと取材交渉成立し、
門の中へ…。
整然と並んだ点々の正体は、
埋められた甕で、その中には
焼酎が入っているという。
それは社長さんの考えた案で、
温度と水との関係もあるんですけど、
これで熟成させようと、今
試している所だそうだ。
ただ置いとけば良い訳ではなく、
どういうスタイルのものが
熟成するかが大事なことだと
教えて頂いた。
一年中、温度がほぼ変わらない
の水で一定に保ち焼酎を熟成方法を
19年前から続けている。
蒸留所の中の発酵室で仕込が行われ、
お酒の元になるための酵母の
育ち具合を診て判断する。
米焼酎の原料は白米で、
蒸した白米に麹と水を混ぜ、
40日間発酵させてもろみをつくる。
それを約40度で蒸発させて、
アルコール分を抽出させて
米焼酎は出来ているそうだ。
出来た米焼酎を貯蔵所にある
貯蔵タンクで1年間熟成させて出荷。
焼酎造りに欠かせないきれいな水
鳥飼は山の地下水で造られている。
創業400年の蔵元「鳥飼酒造」
7人兄弟の末っ子として誕生した
カズノブさんは高校卒業後、
画家を志して上京。
24歳の時に先代が倒れ家業を
継承する事になったそうだ。
そして全国的にも有名な
米焼酎「鳥飼」が開発され、
傾き掛かっていた会社を再興
させていた。
19年前に土地を購入し、
蒸留所を建設。
東京ドーム約30個分、
150ヘクタールの広大な土地を
購入されたという。
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そこには産廃業の話が出ていたため、
先に押さえてここに来ようと
思ったという。
その川は僕らにとっては
ちっちゃな川だけど、
宝物のようなもの。
他所から来た人にどんどん
荒らされていって、とんでもない
ことになるのはいっぱい見て来たと、
故郷を守るため、周辺一帯の山を
購入していた。
が、当時の山は台風や大雨で
崩れた土砂や倒木が
放置されたまま荒れていた。
山が健全でないと、
川が健全にならないと
整備して行く事から始めていた。
酒を造るのは、もっと昔から
言われているのは神事で、
身の回りを整えていくことと
酒を造ることは一体で、
大事な仕事だとカズノブさんは
思っている。
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