今回は6月3日放送の

新説!所JAPAN

詐欺

を振り返って

みたいと思います。

 

日本人が詐欺で1日に

失ってしまうお金は

約1億円!?

 

これは2018年の詐欺被害の

平均金額で、詐欺被害額は

1年で356億円。

 

その被害額の96%が、

たった3種類の詐欺だという。

 

身近な人が詐欺に

あった割合 40/53組中(75%)

※番組調べ

 

 

詐欺被害が深刻なのは、

日本だけのようです。

 

 

2018年の被害総額No.1は、

オレオレ詐欺 約183億円。

 

今年1月の東京都内の

特殊詐欺被害額は、

5億8千万円

記事提供:TOKYO MX

 

詐欺・悪質商法ジャーナリスト

多田文明さんによると、

オレオレ詐欺被害者には

共通点があるという。

 

それは、騙される人のほとんどが、

会話の中で無意識に自分の

個人情報を詐欺師に伝えている

のだという。

 

 

茨城県警がHPで公開中の

実際のオレオレ詐欺の音声を

聞いてみると、

①お母さんという呼び掛けだけで

息子と信じ、名前を詐欺師に伝える。

②周りに誰もいなくて

1人である事を暴露してしまう。

相談する相手がいないとわかると、

詐欺師は本題へ入る。

 

詐欺師は聞き出した個人情報から

リアルなストーリーを

作るのだそうだ。

 

 

警視庁のデータでは、

オレオレ詐欺の電話を

受けた人の90%以上が

ダマされているという。

 

多田さんによると、

オレオレ詐欺=息子

なりすます詐欺と

思っている人は

真っ先に騙されるそうだ。

 

最近では、

なりすますオイマゴ詐欺

があるらしい。

 

息子の声ですらあやふやなのに、

を名乗られると、

がなくなってしまう。

 

 

   

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日本人オレオレ詐欺

弱い理由について、

歴史学者 磯田道史さん

によると、日本語の構造、

とくに1人称(「僕」「私」

「われわれ」など)が由来

がありそうだという。

 

「俺」は、身内の間で

使われやすい一人称なので

「身内の誰か」と無意識に

思い込んでしまう。

 

 

※国立国語研究所 名誉所員

 飛田良文 作成

 

新説

最初に「俺」と言うと

主語がなくても会話が成り立つ。

 

 

 

なぜ、日本人は「下の名前」を

あまり名乗らないのか?について

磯田さんは、日本は本名を隠す

文化があるというのだ。

 

坂本龍馬の本名は

坂本直柔だったと思うが、

本名は忌み名として

日常では呼ばなかったそうな。

 

新説

本名を知られると

「魂がコントロールされる」

信じられ、親やすごく

親しい人以外には本名を

隠していた。

 

 

新説

日本人は「同級生」など

共同体に仲間意識が

芽生えやすい。

 

 

   

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いまだに歴史に残る

肩書き詐欺事件

 

妙海尼さんは、ある人物の

未亡人になりすまし、

多くの金品をだまし

取ったという。

 

その人物とは堀部安兵衛

という忠臣蔵で名高い

赤穂浪士の一人。

 

堀部安兵衛の死後 約50年、

江戸中期では忠臣蔵ブーム

となり、堀部安兵衛は江戸の

人気者となった。

 

そんなある日、堀部安兵衛

眠る品川 泉岳寺に、謎の

60代女性が現れる。

 

それが女詐欺師「妙海尼

 

彼女は堀部安兵衛の妻と称し、

忠臣蔵の逸話を吹聴すると、

江戸市民は心酔。

 

大名商人なども駆けつけ、

お布施を渡したという。

 

磯田さんによると、

肩書きに弱い身分制の社会で、

なりすまし詐欺は

江戸時代の名物だった。

 

堀部安兵衛の本物の妻は、

妙海尼が現れた30年前に

すでに死去したと

言われているそうです。

 

 

   

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