今回は10月6日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

庭が整備されている

黒い屋根の立派な家が

近くに川が

家の脇に池が

衛星写真で見つけた北海道の

ポツンと一軒家を目指し

10㎞離れた集落から捜索開始。

 

麓の集落に到着、

近くにいる住人を探す。

 

 

さんに衛星写真をみてもらうと、

10㎞先の一軒家を知っていた。

 

そこはソトヤマさんの家だというのは

聞いた事があるが、実際に会った事は

ないのでそれ以上わからないという。

 

道を尋ねたのはホタテ養殖をする

猟師さんたちの作業場だった。

 

 

捜索再開、

教えて貰った道を通り過ぎて

しまったのでUターンし、

右側に入っていく道を進む。

 

すると日本庭園みたいな

場所があった。

 

車の後ろにこっちを見ている

人が居たので番組名を告げ

話しかけてみると、

俺の所、ポツンと一軒家でねぇべよ!

というおさん。

 

番組の事をご存じで、

あれ面白いからよく観てるよ

と褒めて頂く。

 

この方がソトヤマさん。

 

ポツンと一軒家

ソトヤママサユキさん77歳。

 

だが、お宅がまだ

見えていないので

見せて頂く。

 

 

 

 

   

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ここはソトヤマさんの遊び場所で

たまたま泊まるだけの住居ではない。

 

ソトヤマさんの本業は造園業で、

さんの庭だけ造ってると

自分の思うものが出来ないという。

 

最後はお金が絡むから、結局

思い切ったことが出来ない!

 

なので、自分の造りたいものを

造るには、自分で造るより

しょがない!

 

地元で造園業を営んでいる

ソトヤマさんはおさんの

希望に沿った庭を造るのが

仕事だが、ここでは自分が

本当に造りたいと思った

理想の庭を造る場所だという。

 

実家が元々、この近くで

代々農家をしていたという

ソトヤマさんは8人兄弟の

末っ子として生まれ、

中学卒業後、長兄の林業を

手伝っていた。

 

29歳の時、函館の造園会社に

就職し、修行を積み35歳で独立。

 

その後、数々の庭を手掛け

著名な庭師となった。

 

50歳の時 故郷の山を買い、

7ヘクタールの庭造り開始。

 

自宅は車で1時間ほど離れた

町にあるが、仕事がない日に

通って造園作業をしているそうだ。

 

そんなソトヤマさんが

27年かけて造った

一番の自慢は

小島から見える景色。

 

借景というもので、周りの景色を

自分の庭の中に取り入れて見られる。

 

 

 

 

大きな池は自身で掘ったもので、

砂利を2㌧のダンプで運んできた。

 

トラックは何千台分で、ここに

手をかけた1年は1日も

休まなかったそうだ。

 

 

   

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そこには熟練の庭師の

こだわりが随所にある。

 

野面積み、崩れ積み、

俺積み・・・。

 

11年前、ソトヤマさんは

日本庭園協会が主催する

造園技術の講習会会場として

個人の所有地であるこの庭を

提供し、自らも後進を指導に

あたったという。

 

岐阜の白川郷の合掌造りの

造りと同じに造った水車、

枯れ木を柱にして、井戸の上に

吊るした滑車もソトヤマさんの

アイディアを形にした。

 

地中に埋めた甕に水滴が落ちて

音を響かせている水琴窟も。

 

滝もそれぞれ思考を変えて

造ったものも4つ。

 

大きな庭を見下ろす場所に

建っているのは8年前に建築した

ポツンと一軒家

 

この家も自分の理想で建てた。

 

杉の板で造った内風呂の他に

露天風呂まであり、お湯は

天然温泉で温度は47~8℃あるとか。

 

ソトヤマさん自ら

中古のボーリングの機械で

敷地を掘った。

 

 

自分が死ぬ時に

後悔残して死にたくねぇ、

自分のやりたいこと

女房も俺のワガママ

聞いてくれた。

 

家族の理解も得て、77歳の今も

庭造りに励むソトヤマさん、

これ以上ない最高の庭が

完成するまで熟練の技を磨く。

 

 

   

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