今回は10月24日放送の

ビーバップ!ハイヒール

最恐の同居人、カビ

の回を振り返って

みたいと思います。

 

 

浜田信夫農学博士によると、

私たちの生活がどういう風に

変化しているかについて

敏感にならないと、あなた

一生懸命やっているカビ対策も

全く役に立たないってことになる。

 

恐ろしいカビの生態を暴いた

著書は話題となっている。

 

 

カビはすごい! ヒトの味方か天敵か!? (朝日文庫)
浜田 信夫
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どんな対策が有効かを考えてくれるという。

 

 

前回分

 

 

カビがなかったら?

 

 

日本のフルーツを支えるカビ、

ジべレラ・フジクロイ

 

イネ馬鹿苗病は収束したのだが、

逆にジベレリンを農作物の

成長促進剤として使用する

ようになったという。

 

葡萄に使われると、

ジベレリンの副作用で

種がなくなることが

偶然分かったのだそうだ。

 

そのほか みかんの皮を

薄くしたり、梨の果実を

大きくしたりする

ジベレリンの効果が

発見されていた。

 

高級フルーツ大国の日本を

支えるカビは、なくては

ならないものだった。

 

 

   

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和食は、アスペルギルス・オリゼー

がないと出来ない!?

 

アスペルギルス・オリゼーの和名は、

ニホンコウジカビ。

 

お米や大豆のデンプンを糖に変えたり、

タンパク質をアミノ酸に分解する

コウジカビの力を使って日本人は、

味噌や醤油、お酒などの和食に

欠かせない調味料を生み出して

きたようです。

 

そんなコウジカビは、

日本にしか存在しない。

 

それは稲作文化の始まった頃、

食べ残した米にカビが生えていたが

カビを知らない当時の人は、

それを食べていた。

 

すると、カビによって発酵し、

甘酒なようなものになった米が、

日本人とコウジカビの出会い

とされている。

 

これ以降、日本人は千年以上の

の中で、コウジカビの毒性を

無毒化して、鎌倉時代には

育てたコウジを酒蔵や醤油蔵

などの卸す種麹屋も登場させ、

日本が世界に誇るカビとなっていた。

 

 

 

世界の医療を変えたカビ

アオカビ

 

ブルーチーズでお馴染みの

アオカビ

 

アオカビの抗菌力も偶然の

発見だったそうです。

 

1928年 イギリスで細菌学者の

フレミングは、化膿したキズから

黄色ブドウ球菌という細菌を

採取して薬の研究を行っていた。

 

 

   

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ある時、シャーレにアオカビ

混入してしまい、研究者として

あるまじき失態をしてしまった。

 

が、アオカビの周りだけ細菌が

繁殖していないのがわかり、

フレミングはそこから

アオカビの分泌液に細菌の

成長を妨げる作用を発見!

 

その後、アオカビの学名

ペニシリウムからペニシリン

と名付け、世界中の人の命を

救うカビとなっていた。

 

 

 

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生態系の黒幕

最強の掃除屋 カビ

 

カビは、自然界から発生する

自然のゴミや動物の死骸など、

あらゆる有機物を無機物へ

分解しているので、もしカビ

なくなってしまうと、地球が

自然ゴミであふれ、生態系が

大きく崩れてしまうので、

カビがなければ人間は絶滅する。

 

 

   

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