今回は3月1日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
屋根にソーラーパネル?
衛星写真で見つけた宮崎県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
集落に到着した所で、
田んぼでトラクターを
運転しているお父さんを発見。
そのお父さんに衛星写真を
見て貰うと、行くまでの道を
教えてくれた。
目指すポツンと一軒家には、
イソガイさんという90歳近い
女性が1人暮らしを
しているらしい。
捜索再開し、脇道を入ると
急に道幅が狭くなり、
その路面には所々
鉄板が敷かれていた。
道に敷かれた鉄板は、
伐採した木材を運び出す
トラックの重さで路面が
痛むのを防ぐための
ものらしい。
いたる所で伐採作業が行われている
山の中をしばらく走ると、家を発見!
家を訪ねてポツンと一軒家
の取材であることを家にいた女性に
告げると、「あら、いよいよここに
来たか。」と笑われる捜索隊。
だが、その家にいた女性は、
ここに住んでいる訳ではなく、
このポツンと一軒家は、
私の伯母さんの家で
片付けをしているという。
その伯母さんは、今年の1月7日に
亡くなったしまったそうです。
伯母は大正2年生まれで、
105歳だったそうで、95歳まで
1人暮らしをされていた。
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この山奥のポツンと一軒家で
生まれ育ったという女性は、
女性の実家の隣の家に去年の
1月に105歳で亡くなった
伯母さんが住んでいたそうだ。
女性が、小学2年生だった54年前に
家族で山を下り、麓の村に移り住んだ。
女性の父親の姉である伯母さんだけは
この家に残り、98歳まで1人で生活。
女性の父親がカメラ好きだった事もあり、
昔撮った写真が数多く残っていた。
中には伯母であるキヨさんを
写した写真もあった。
捜索隊が訪れたのは去年の12月16日で、
この日は亡くなったキヨさんにとって
特別な日だった。
それは、今日が誕生日で106歳に
なるはずだったそうです。
去年の今日、病院でロールケーキに
105ってロウソクを立ててお祝いした
年越して1月7日に
キヨさんは永眠された。
実は、キヨさん 生まれた時から
耳が聞こえず、言葉が離せなかった。
学校にも通わず、生涯独身。
キヨさんだけが山から下りなかった
理由は、耳が聞こえない分、
振動に敏感で町の生活は
苦痛だったから。
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生まれながらにハンディを
背負いながら、8人姉弟の
長女として家の仕事を手伝い、
弟たちの面倒もみていたという
キヨさん。
姉弟にも自分にも厳しい、
無類の綺麗好きだったそうだ。
そんなキヨさんの教えにならい、
週末毎に空き家になった実家と、
キヨさんの住んでいた家を奇麗に
掃除している。
イソガイ家は、約百年前に
キヨさんの祖父母が山を開拓して
移り住み、炭焼きの仕事と
椎茸農家を営んで生計を立てていた。
30年ほど前に椎茸農家を
廃業してしまったが、
当時のキヨさんがしていた仕事は
家事だった。
2020年1月
キヨさんが亡くなって
初めて迎えるお正月。
正月は皆で集まるのが恒例で、
姉弟とその家族が
集まった。
キヨさんを偲んで、今後も必ず、
正月は以前と同じように
ここに集まろうと皆で決めた。
それぞれの心の中に生き続ける
笑顔のキヨさん。
そんなキヨさんと家族を繋ぐ
原木で栽培する椎茸が残っている。
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