今回は3月19日放送の
ビーバップ!ハイヒール
歴史を変えたダンス
の回を振り返って
みたいと思います。
大流行する踊りには、人を引き付ける
ヒットの法則があるという。
DA PUMPのU.S.A.の話題になったのは、
サビの部分のダンスで、一度見たら
思わず真似をしたくなるものだった。
当時、忘年会などの余興に行う人が
続出していたらしい。
流行るダンスのポイントは、
キャッチーですぐマネできること。
でも、そう簡単に”完全コピー”
出来ない!
AKB48の恋するフォーチュンクッキー
も、独特なダンスが話題になったが、
これも簡単そうで上手く
マネする事が出来ない。
練習の為、映像を何回も見たくなり、
結果、大ヒットにつながった。
このように魅惑的ダンスは
人の心を引きつけ、
社会現象を巻き起こす。
2017年に大旋風を巻き起こした
大阪府立登美丘高校ダンス部の
バブリーダンスは、バブル時代
さながらの派手なボディコンスーツに
身を包み、女子高生が圧巻の
パフォーマンスを披露した。
激しく、コミカルで一糸乱れぬダンスは、
見る者を楽しませ、瞬く間に
一大ムーブメントを築いた。
人々を魅了するダンスを知り尽くすのは、
振付師 akane先生。
バブリーダンスは、当時 コーチだった
akane先生が、ダンサー仲間の
忘年会で踊った余興のダンスがルーツ。
彼女自身がキレッキレの
ダンスを披露していたという。
現在、自らのスクールでもダンサーの
育成に取り組み、世界中をダンスで
盛り上げることを目標にしている。
akane先生によると、振付師が
作品に込めたい思いとか企み、熱量が
ダンサーを通してお客さんに伝わるから
それを感じるから何度も見たくなるという。
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1952年公開のミュージカル映画
「雨に唄えば」は、スター俳優と
新人女優のロマンスを描いた
コメディー作品で、ダンスの歴史を
変えたのが、雨の中のシーン。
まず、ダンスの定番の小道具だった
ステッキを雨が降っているのに
差さない傘で表現。
そして最も画期的だったのは、
水浸しになった歩道で、あえて
足を激しく動かすタップダンスを
取り入れ、踊る度に水飛沫が
跳ねあがる。
ステップひとつひとつを
斬新なビジュアルで表現している。
歴史に残るシーンは、ダンスの
新たな可能性を見いだしていた。
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2016年に公開になった
「LA LA LAND」は、
アカデミー賞6部門を受賞。
売れないジャズピアニストと
女優の卵のラブストーリーだが、
重要なシーンで街灯を一回りしている。
これは「雨に唄えば」を
オマージュしているそうです。
そして劇中では、大きく動き回る
タップダンスを採用、この映画を
象徴するダンスとなっている。
ブロードウェイ・ミュージカル
「ウエスト・サイド物語」は、
1961年に映画化されて
世界中で大ヒット!
不良グループの対立を
ダンスで表現している。
彼らが踊るのは当時、
モダンでミュージカルダンスの
主流だったジャズダンスで、
ここに画期的な振付が加わる。
それは、手足を大きく広げる
華麗なダンスで、この映画で
最も有名なシーン。
ジャズダンスとバレエの融合は、
ミュージカルダンスの新境地を
切り開いた。
踊り自体に大きな変化が付き、
力強くダイナミックな
表現を生み出した。
さらに、街中を舞台に繰り広げられる
力強い振付の数々。
若者が発散するエネルギーを
ダンスでみごとに表現されている。
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