今回は1月24日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

 

 

3ヵ所に建物が

周辺の木を広く伐採

離れた林の中にも建物が

この家は衛星写真で見つけたのではなく、

以前訪ねたポツンと一軒家から

紹介してもらった家だった。

 

 

それは、2年前に訪ねた

宮崎県の深い山奥。

 

モトクロス場の休憩所 兼 宿泊所の

さとうさんの紹介で、お友達の

ひだかさん夫婦が炭焼きを

しているポツンと一軒家

 

さとうさんにその場でひだかさんに

話しをしてもらい、訪ねて行く事を

了承してもらう。

 

最寄りの集落で、「山の上の

ひだかさん家どこですか?」って

言えば、生き方を教えてくれるらしい。

 

そこで最寄りの集落に向かうと、

住人を発見したので聞いてみると、

さとうさんの言った通り、

山の上のひだかさんと伝えただけで

すぐに判明した。

 

 

撮影の次の日がお祭りのため、

餅まき用の餅を400個作っていた。

 

100年近く受け継がれてきた

地元のお祭りに集落の住人全員で、

お祭りの準備を行うそうです。

 

昔、疫病がまん延した時に集落に

入って来ないように防いでくれたとの

言い伝えが残る黒地蔵を祭るお堂がある。

 

 

   

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毎年11月に地蔵尊祭りを開催。

 

お参りの後、お清めが終わった

お餅とお神酒を手にお堂を出ると、

二手に分かれる。

 

地蔵堂の小さな山の頂上にある

山神様のご神体にお餅とお神酒を奉納し、

両脇に立つ木にしめ縄を飾ると、

山仕事などで事故が無いように

山の安全を祈願するそうだ。

 

もう一方は、川のそばに建つ

小さな祠へ行って、しめ縄を飾ると

お餅とお神酒を奉納して、川の事故が

ないように山の安全を祈願する。

 

最後に地蔵堂の前で餅まきをする。

 

山の上のひだか家までは、

約5㎞ある。

 

集落のおさんのご厚意に甘え、

ポツンと一軒家まで案内して貰う。

 

道路沿いにいくつもある

炭窯の間を縫うようにして

車で走行させて到着!

 

 

明るい笑顔で迎えてくれたのは、

ポツンと一軒家

ひだかいせのさん65歳。

 

すると今日は大変な日で、炭焼きに

窯が大体1ヵ月焚くんですけど、

「火上げ」っていう一番、息もしないで

火を上げている状態だなのだという。

 

 

主人は17年前に作業場として

造っていた。

 

イセノさんで4代目、

実家はおよそ7600坪の広さの

山を持ち、代々炭焼きを

家業にされていた。

 

今、作業場がある所に家があった。

 

小学3年生まで山の上で生活し、

麓の学校まで片道8㎞を徒歩で

通学していた。

 

しばらく両親が守っていたが

亡くなって、イセノさんが

継ぐことになる。

 

 

   

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1回 漏電で焼失してしまう。

 

主人は建築もやっているが、

山の仕事と兼ねてやっているという。

 

一旦は廃業した炭焼きの仕事を、

17年前に大工をしている主人

家業を復活させた。

 

それ以来、ほぼ毎日麓の自宅から

車で45分かけて通勤しているそう。

 

火上げの作業が行われている

炭焼き窯は作業小屋から150m離れた

森の中にある。

 

ひだか家の愛犬 クルに迎えられて、

煙を立ち上がらせる炭焼き小屋へ

辿り着くとご主人の姿があった。

 

 

炭焼きは、木に直接 火をつけて

燃やすのではなく、下の焚口で薪を

燃やして窯内の温度を上げるらしい。

 

 

 

 

その熱で中に立てた木を極限まで

乾燥させ、自然発火させるという。

 

窯の様子を見にきた長男

大事な火上げには親子で立ち会う。

 

窯の入り口が塞がれ、

中が見えないので

木が燃えすぎたり、逆に

火が消えてしまったりしないように

小さな穴から出る煙の量と匂いだけで

燃え方を判断し、24時間体制で

窯の温度を調節している。

 

 

火上げから焼き上がりまで1週間、

その間に父と息子が交代で休まず、

窯の番を続ける。

 

そんな炭焼きの楽しみは、

上手く出来た時の感動で

金の延べ棒が立った状態に

見える時だというご主人

 

 

 

 

窯の温度は1,000℃以上になり、

とても近づけない。

 

そこで、長さ6mのステンレスの

棒を差し込み、炭が折れないように

1本ずつ丁寧に掻き出す。

 

1ヵ月かけて

備長炭が完成。

 

備長炭って名をつけて出すためには、

樫の木じゃないとダメ。

 

宮崎県北部で作られる備長炭は、

日向備長炭として、流通。

 

ひだか家の炭焼き窯がある

この辺りは、木炭の里と呼ばれ、

今も18の炭窯があり、

日向備長炭が盛んな土地だった。

 

 

   

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