今回は、9月22日放送の
家、ついて行ってイイですか？
東京都 深夜の渋谷駅でタクシー代を
支払う代わりに家を見せてもらう企画
を振り返ります。
取材日 2020年10月22日
この時間まで仕事をしていたという
男性にインタビューすると、驚くほど
即答で交渉成立。
その男性は回る寿司屋の
職人 たてさかさん48歳。
結婚経験は無しの独身会 会長。
今年の9月に引っ越しをして、
大塚に住んでいる。
修行してたのは19～26歳の時で、
一度 コンビニのお惣菜の
仕事をして、最終的に今は
渋谷のお寿司屋で働いている。
コロナの影響で給料が
10％カットになり、
総支給額と手取り額を
教えてくれた。
推定距離 11km 5,300円
自宅に到着。
電気はつけっぱなし。
4LDK 家賃88,000円 築29年
まだ、こっちに引っ越して来て
1ヵ月半、ピアノが凄く好きで
母が趣味でやっていた影響で。
たてさか家STYLE
42年前に100万円で購入したピアノ
鍵盤は象牙でできてるから、
ちょっと黄ばんでいる。
お父さんにピアノを弾くのを
くだらねーと、
猛反対されていた。
たてさか家STYLE
お情けでGETしたピカチュウ
ゲームセンター行ったら俺を
呼んでたから1,200円位で獲得。
従業員さんに1番取りやすい
場所に設置してもらっていた。
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たてさか家STYLE
漬けたけど開かない焼酎
朝鮮人参
たてさか家STYLE
母へのお供え物がモンスター
高田馬場で貰ったからとりあえず。
ずっと前から肺がんで、
最後はステージ4に。
令和2年の6月に亡くなられた。
実家は大宮で、2020年の9月に
この家に引っ越してきた。
たてさか家STYLE
母が作った折り紙
母が亡くなるちょっと前に
トイレとかのデッドスペースに
いっぱい貼ってあった。
最後の最後は、やることがないから
沢山作っていたという。
ピカチュウは母が闘病生活を
している時に、凄いピカチュウが
大好きだった。
父は17年位前に亡くなったが、
板前の職人さんだった。
仕事は熱心にやっていたんで、
そういう姿は尊敬していた。
でも、気分屋だったから
理不尽なことで怒られたりとか、
今でも夢に出てきて、
俺の事を怒っているような
気がするそうだ。
遺影をここに飾っておく事
自体が時々、窮屈に思う。
冷蔵庫は1人暮らしを
するようになって購入、
実家の冷蔵庫は大きすぎた。
本当は料理が大好きなんだけど、
俺も一応 料理人だから…
母が亡くなる3日前に
作ってくれたカレーがあるから
いつ食べようかなと思っているが、
何となく食べるに食べれない。
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これを見ると泣けてしまう。
食べてみますか？と、
ため息をつきながら
調理を始める。
もったいないというか、
切ない。
1回袋開けて匂いを嗅いだりしてるけど、
引っ越しが落ち着いたらゆっくり
食べようかなと思っていて、引っ越しが
終わったら今度は勿体ないから
食べられなくなった。
早く食べなきゃ食べなきゃと
思ったんだけどさ、
食べれないよ本当にね。
これ食べたら本当に終わりだな
っていう寂しさみたいなのもある。
食べてみると、この味5ヵ月ぶりで、
ネットり具合がいかにも母の濃度。
母の料理は美味しいには
美味しいんだけど、
これを入れたらいいのにな
っていうのがあった。
久しぶりに食べたカレーは
母の少し物足りない
懐かし味を残していた。
呼吸がまともに出来なかったから
すごい心配だったんだけど、
亡くなる週間前にいっぱいご飯を
作ってくれた。
疲れちゃうから作らなくていいよ
って言ったけど、何が何でも作るって
意気込んで作ってくれた。
1人で食べてたら寂しいけど、
今日は俺にインタビューしてくれてるから、
じゃないと俺、いつまで経っても
食べられなかったからよかったと話す。
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