今回は1月25日放送の
ザ!世界仰天ニュース
危険な食べ方
を振り返ってみたいと思います。
まさか!
突然苦しみだした孫!
3年ほど前、おばあちゃんが
2人の孫を連れ、出掛けていた。
そして、孫たちのテンションが
上がったのは、タピオカドリンク!
大きなストローから吸い込まれる
タピオカに孫たちも大満足していた。
数分後、男の子の息が出来なくなり、
苦しみ出し、慌てるおばあちゃん。
そこへ通りかかった女性が男の子の
顔を見ると、すでに青白くて酸欠状態。
このタピオカは、約1㎝という大きさ。
ドリンクなので、あまり噛まずに
飲み込むこともある。
それが気管に詰まっていたら
1~2分で意識を失い、
5分で心肺停止、
15分で蘇生困難に!
男の子は一刻を争う状態。
女性は意を決して、
女の子(孫)に近くにいる
警備員さんを呼んで来て
もらうように指示し、
男の子の背中を叩き始めた。
実はこの女性、上級救命の
講習を受けていて、
技能認定証を持つ、
窒息時の知識があった。
すぐに喉に詰まらせた時に
有効な背部叩打法を行う。
これで吐き出さなければ、
大変なことになる。
すると、3粒の
タピオカが出た。
無事に呼吸が戻り、
大丈夫そうだった。
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通常何かを口に入れると、
誤って物が気管に入らないように
飲み込むタイミングに合わせて
気管の入り口にフタがされる。
しかし、幼い子どもは物を
勢いよく吸い込む傾向がある。
そのため、フタをするタイミングが
間に合わず、気管を塞ぐことが
あるのだそうです。
さらに、子どもの気管は
入り口が狭く、小学生でも
約1㎝ほどしかないらしい。
健康診断で
まさかのピンチ!
佐賀県の男性が、
あるものを口に入れ、
命の危機に陥った?
去年の11月、男性は
会社の健康診断で
胃部X線検査を受ける。
胃部X線検査とは、
炭酸ガスを発生させる
発泡剤を飲んで、
胃を膨らませる。
次にバリウム造影剤を
膨らんだ胃に流し込む。
続いて台が倒れて仰向けに。
バリウムを胃壁に
まんべんなく付着させ、
いろんな角度から
X線写真を撮影する。
こうして、胃・食道・十二指腸の
内部を観察し、胃潰瘍やがんによる
粘膜の凹凸を確認する。
検査後はバリウム製剤を早く体外に
出す必要があり、男性も処方された
下剤と水を飲んだが、健診から
2日経っても便が出ない。
夜になると発熱し、
その症状はさらに2日経っても、
治らないので、病院で薬を
もらいに行く!
レントゲン検査を行うと、
発熱と腹痛の原因は
便秘のせいではなかった。
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検査で通常、胃に入れた
バリウム製剤は腸に流れていくが、
大腸に憩室と言われるポケット状の
窪みのある人がいる。
これは年齢とともに腸の筋肉が
緩むなどして、腸壁が外側に
押し出されてできるという。
男性も憩室がいくつも存在し、
そこに流れてきたバリウム製剤が
入り込んでいたから。
さらに、虫垂の中にも
ギッシリ。
バリウム製剤が憩室や虫垂に
残ることは時々あるそうで、
こうなってもほとんどの人は
無症状だが、男性はこのことにより
激しい炎症を起こしていた。
憩室や虫垂には、便や腸内細菌が
停滞している事があって、
そこにバリウムが入り込んで
フタをすると菌が繁殖し、
バリウムの刺激も加わって
炎症を起こしてしまうことが。
バリウム製剤を放置すると、
炎症が進行し、
それに耐えられなくなった腸壁が
破裂する可能性がある。
そうなれば体中に炎症が広がり、
重篤な腹膜炎を起こす可能性も
あるのだそうです。
すぐに治療が行われた男性だが、
腸の隙間の異物を取り出す
薬はないので、大量の水分と
抗生物質を点滴で体に入れ、
緩下剤を服用し、できるだけ
腸の中のものを柔らかい状態に
して、バリウムが自然と
流れ出るのを待つしかない。
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