今回は、2月21日放送された
カズレーザーと学ぶ。
記憶を振り返って
いきたいと思いますので
宜しくお願いいたします。
なぜあの人の名前が出てこない?
不要な記憶を食べるグリア細胞
名古屋大学教授 脳神経学者
澤田誠先生によると、
脳は神経細胞以外にも、その90%を
グリア細胞と呼ばれる細胞で
満たされている。
中でもミクログリアは我々が
生きる上で損な情報を食べて、
脳の神経回路を整理。
必要な記憶を保護していることが、
2012年に発見された。
ミクログリアの機能を低下させた
マウスを使用した実験では、
ストレスに上手く対処できず、
自分の毛をむしるなどの
自傷行為が見られたという。
いる・いらないの判断は
まだはっきりとわかっていないが、
いわれているのは、
いる記憶
→ドーパミンやグルタミン酸を放出
いらない記憶
→不純物が混ざっている
放出されるドーパミン・
ノルアドレナリンなどで、
シナプスの重要性を判断
ミクログリア
→いい記憶だけを残す
つらい記憶は神経に
ストレスがかかり、
悪い作用になる。
そういうものっていうのは、
シナプス自体が壊れちゃったり、
酷いと神経が死んでくるので、
そういうことが起こらないように
悪いシナプスをミクログリアが
食べてつらい記憶を軽減していく
作用がある。
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たとえば道で猫に会った時、
昔 懐かれた経験をした人は
脳でその先をシュミレーションし、
ポジティブな反応に。
ひっかかれた経験をした人は
ネガティブな反応をするようになる。
こうした過去の経験によって、
蓄積された大切な情報の記憶を
マインドセットと呼び、我々の
人格・自分らしさを形成する源に。
そこでミクログリアは
新しい経験により、
日々更新される
マインドセットを整理したり、
つらい記憶から守っている。
刺激になるのは、人や動物との会話で、
相手がいると応答が違う。
いつもと違う行動は刺激となり
記憶力増大につながる
東京大学 准教授
奥山輝大先生によると、
海外に行くと脳は活動しやすい。
新規な環境でその情報というのを
海馬の中に伝わって蓄積していこう
というようなモチベーションになる。
“嫌な記憶”も書き換え可能!?
驚異の技術 オプトジェネティクス
どこに行ったかは思い出せても、
誰と行ったか思い出せない。
その原因は、場所と人の記憶が
脳の別の場所に保管されている
からだった。
そんな記憶の秘密を解き明かした
ある技術を使えば、忘れた記憶を
思い出させたり、消去や書き換え、
薬を使わずにうつ病や認知症の
治療ができる可能性もあるという。
記憶を自在に操作する技術とは?
カズと学ぶ。
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東京大学 定量生命科学研究所
准教授 奥山輝大先生によると、
どの神経細胞がどの記憶を保持すか
よくわかっていなかった。
そんな状況の中、
狙った神経細胞だけを
コントロールしたい。
その中で出てきたのが、
オプトジェネティクス。
optogenetics
オプト=光学
ジェネティクス=遺伝学
光と遺伝子を組み合わせた
最新技術により、複雑な脳の
神経細胞の一つ一つに
どんな記憶があるのか
調べることが出来たという。
知ってるマウスと知らないマウスが
いた場合には、知らないマウスに
積極的に近づいていく性質があり、
マウスの近づき方で記憶を調べる。
海馬のある活動を抑えると、
マウスが友達を思い出せない
ことがわかってきた。
上の部分には時間・空間って
いうような記憶が蓄えられていて、
下の部分には友達の記憶が
蓄えられていることを見つけた。
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