今回は、3月7日放送された
カズレーザーと学ぶ。
アレルギーの新常識を振り返って
いきたいと思いますので
宜しくお願いいたします。
花粉症治療の最先端
新薬「オマリズマブ」で劇的改善?
花粉症治療の最先端
アルバアレルギークリニック
院長 続木康伸先生によると、
日本では約50%の人が
花粉症だと言われ、
国民病となっている。
最近では若年化。
日本以外では治療法が
決まっていて、花粉症は
根治を目指せるという。
戦後、建築資材として成長の早い
スギやヒノキを大量に
植林したことが原因で、その花粉が
次から次に飛び始める時期が一緒で
花粉症の患者が増えてきた背景がある。
理論的には今後、花粉症は
なくなるようですが、基本的には
まだまだ花粉は飛ぶので、
計算上だと、80年~200年かかる。
花粉の量は減っていけているのに、
花粉症に人が増えているのは、
ライフスタイルの変化や大気汚染など、
様々な原因が要因となっている。
花粉症のメカニズム
私たちの体の中には、
免疫というウイルスとか、
細菌とか、敵となるものが
入ってきた時に排除する
システムがある。
このシステムが食べ物や花粉など、
我々の体に比較的無害なものに
対しても、敵だと認識し、過剰に
反応して攻撃してしまい、
アレルギーの症状となって現れる。
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アレルギーの原因物質は
食べ物・薬・動物など、
人によって様々。
アレルギーとなる物質が
体に入ってくると、
IgE抗体というたんぱく質を
作る抗体が、肥満細胞とくっつく。
肥満細胞というのは私たちの
粘膜とか皮膚に多くいて、
花粉症であれば次に花粉が
入ってきた時にIgE抗体と
くっつき、結合している
肥満細胞からヒスタミンと
呼ばれるような化学物質が出て、
鼻詰まりとかかゆみを引き起こす。
IgE抗体はアレルギーを
起こすために存在
理由は解明されていない
花粉が直接 肌についてしまうことで
アレルギー反応が起きて、
肌が荒れてしまう。
花粉症の時期は
他のアレルギーも悪化
ぜん息が悪いときには、
アトピー性皮膚炎も悪くなる。
猫の場合は、ld1と言われる
タンパク質が唾液や皮脂線に
多く含まれている。
猫が毛づくろいした時に、
毛に付いて飛ぶ。
それを吸い込んだりする事で、
猫アレルギー症状が出る。
猫の毛の場合は、報告によっては
48時間くらい空中に舞って
落ちてこなかったりする。
そのため、猫に触っていなくても、
部屋に入った途端、目・鼻が
かゆくなったりする。
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そもそも、体内に蓄積されて
発症するのではなく、
体質として発症してくる。
花粉症は個人の体質によって
発症するか決まる
コップに水がたまるように
花粉を浴びすぎて、
限界量が溢れたら発症する
コップ理論ではなく、
現在は免疫力のバランスによって
発症が決まるてんびん説が主流。
十分な睡眠で免疫力が
上がるわけではない
簡単に上がらない免疫力、
それが今 世界で標準になっている
治療法があるそうだ。
それは、2020年に保険適用になった
抗IgE抗体 オマリズマブ。
オマリズマブ注射(皮下注射治療)で
花粉症と同じ原理の
アレルギー症状を抑えられるが、
オマリズマブには適用条件がある。
オマリズマブという薬は、
一般的に使われている薬と
メカニズムが全然違う。
一般的に使われている花粉症の薬は
抗ヒスタミン薬でヒスタミンの
働きを抑えるだけ。
とくに昔出ていたタイプの
ヒスタミン薬だと、脳に
ヒスタミン受容体があって、
そこにくっついてしまい、
眠気の原因になってしまう。
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