今回は6月6日放送の
ザ!世界仰天ニュース
危険生物
を振り返ってみたいと思います。
海に潜む
衝撃の危険生物
テニスが大好きな
12歳の少女はいくつもの
大会で優勝するほどの実力。
そんなテニス少女が、
水族館で人気の
ある危険生物によって、
絶体絶命の状況に。
2018年7月千葉県。
中学1年生だった少女は、
友達とその母親と3人で
九十九里浜へ。
彼女たちは足腰を鍛えるため
自主練にやってきた。
真夏日だったこの日、海へ。
少女を絶体絶命の危機に
追い込むのは、エイ。
平らな体に長く伸びた尻尾、
腹部にある鼻が顔のように
みえる水族館では人気の生き物。
なかでも少女を襲うのは
アカエイで、河口付近や
浅瀬を好む。
胴体部分は最大1mほどに達する。
とくに春から夏にかけて、
繁殖のために浅瀬の砂の中に
潜っていることが多く、
非常に見つけにくい。
少女は脚を刺された。
何かが細い脚を
貫通していた。
それは、エイの
尻尾にある毒針。
アカエイは防衛本能で
尻尾を振り回し、その
尻尾を誤って踏んだ
少女が毒針で攻撃されたと
思われた。
その毒は、嘔吐・痙攣・
血圧低下・呼吸困難などを
引き起こす。
少女の脚に刺さっていたのは、
およそ10㎝の長さのものが
貫通していた。
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まだ解明されていない
部分が多いが、その毒は
細胞そのものを
破壊すると言われる。
浅瀬を歩いていただけなのに、
何が脚に刺さっているのか?
その状況がわからず、
ほぼパニック状態だった。
そんな中、あまりの痛さに
トゲを抜こうとしたが、
毒針には返しがついている。
そこへ、たまたま海に来ていた
看護師が登場したが、それが
エイの毒針とは気づけず、
ひとまずすぐに止血を行った。
数分後、救急車が到着。
すぐに友達の母が少女の母に
状況を伝えたが、受け入れ先の
病院が見つからない。
トゲの摘出には、整形外科・
麻酔科など、複数の科の
判断が必要のため、
受け入れ先は
見つかりにくいのだそう。
その後、ようやく病院に
到着したのは事故発生から
3時間後。
全身麻酔の状態で
緊急手術が行われ、
そこでエイの
毒針だと判明。
少女の脚は神経や大きな血管、
骨を傷つけずに貫通していたため、
思ったほど損傷は酷くなかったそう。
しかし、翌朝…
エイの毒により、
腫れあがっていた。
それは、刺されてすぐに
あることをしなかったから。
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傷口部分を中心に左脚全体が
ぱんぱんに腫れ、痛みも
増していた。
医師曰く、少女の脚は
エイ毒によって、
コンパートメント症候群が
起こっているとのこと。
人の腕や脚は
骨や筋肉の膜などで、
いくつかに区画が
分かれていて、
傷などが原因で腫れると、
区画内の圧力が上昇。
それにより、神経や血管が
圧迫され、手足のしびれ・
痛み・血流障害などが
起こる疾患。
エイの毒により筋肉が膨張。
エイの毒は40~45℃のお湯で
30分以上、温め続けると
弱めることができる。
手術の際、お湯で傷口を温めて
洗浄を行っていたが、時間が
たちすぎていて、毒が回った
と思われた。
あの時、すぐに傷口をお湯で
温めていれば症状を和らげることが
できたかもしれない。
場合によっては、筋肉が
壊死することがあるという。
手術で腫れを取り除く。
その手術は筋肉を覆う
筋膜を切る事で、筋肉内の
圧力を下げるというもの。
リハビリや練習を頑張って
元通り走ったり、
テニスも出来るようになり、
強豪校のテニス部に入部し、
全国大会に出場するほど!
今回のように処置が
遅れることは珍しく、
稀だが重症になる場合も。
万が一、エイに刺された時は
すぐに救急車を呼ぶように!
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救急車を早く呼ぶように
とのことですが、
呼んでも受け入れ先の
問題で遅くなることも
あるってことですよね?
とりあえず、40℃~45℃の
お湯を30分以上って事ですね。