今回は、5月30日放送の

この差って何ですか?

を振り返ってみたいと思います。

 

 

   

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外国人がわからない日本の差

 

ご飯の器は陶器

味噌汁の器は木の器

2種類の食器を使い分ける差とは?

 

1951年創業の東京 築地の

一不二の中尾健太郎社長によると、

陶磁器の場合、御飯粒がくっつきにくい!

 

木製椀だと、御飯粒がくっつきやすい。

 

元々、平安時代に作られた木の器

使われていたが、陶器の器が使われる

ようになったのは安土桃山時代

 

安土桃山時代では、陶器の器は

茶の湯」で使われていた貴重で

高価なものだったようです。

 

ところが、江戸時代になると、

陶器の器が大量に出回り

庶民にも広まっていった。

 

 

 

陶器はくっつきにくく、

木の器は、水分を吸収してしまい

器と御飯粒の間に水分が

なくなってしまいくっついてしまう。

 

明治時代になると、鉄道により

陶器を全国に流通できるようになり、

御飯を陶器の器に入れるのが当たり前に!

 

現在では漆などの品質

向上により、木の器も

くっつきにくくなっているそうです。

 

味噌汁が変わらず木製なのは、

熱が伝わりにくい事。

 

汁物を入れて手に持つモノなので

熱くないメリットがあるという。

 

持って口に付けても

熱く感じない。

 

 

 

 

 

 

お煎餅おかきの差

 

東京 浅草の創業130年以上の

評判堂の冨士滋美社長によると、

お煎餅の原料はお米、

おかきの原料はもち米

なのだという。

 

先につくられたのは、おかき

飛鳥時代に神様にお供えした後の

乾燥した御餅を手で砕き

焼いて食べるようになったのが

きっかけで、

手で砕く=欠く(かく)→おかきに!

 

埼玉 草加にある、いけだ屋

池田彰社長によると、お店の

店舗の前の道が日光街道で、

草加のおせんべい屋さんは、

全部、街道筋の茶店だったそうです。

 

そこで、売られていたお団子は

日持ちがしなくて余ってしまうので、

余ったお団子を潰して干して焼いて

食べたのがおせんべいの発祥だと

言われているそうです。

 

そのため、おせんべいには

丸い形のものが多いのだとか。

 

おせんべいと呼ばれるようになったのは、

おせんという人が、始めて始めたのが

きっかけとされている。

 

 

   

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絹さやさやえんどうの差は、

どちらも同じもので正式名称は

絹さやえんどう

 

 

 

殿の差

 

言語学者 名古屋大学

町田健名誉教授によると、

普段、私たちは

いろんな人に使うものに

偉い人に使うのが殿

というイメージだが、実は

様=部下が上司に使う

殿=上司が部下に使う

のだという。

 

殿という言葉は、

平安時代に公家が住む屋敷を

殿と呼んでいたそうで、次第に

屋敷に住む主人も殿と呼ぶ

ようになったとされる。

 

鎌倉時代に入ると、武士も権力を

握り始めると、公家だけでなく武士にも

敬意をこめて殿と呼ぶようになる。

 

という言葉も鎌倉時代に生まれ

様子 あり様のような人の

雰囲気を表す。

 

名前だけで呼ぶのは失礼にあたると、

雰囲気を褒めるという事で

立場が上の人に対し、名前の下に

をつけるようになった。

 

最初は、殿どちらも

上の人に使う言葉だったそうですが、

明治政府の誕生すると、国や役所が

作成する文章の宛名の最後に殿

付けるようになった。

 

 

 

 

 

政府から届いたものに、

殿と書いてあったので、

殿は、上の人が

下の人に使うようになった。

 

 

   

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