今回は7月12日放送の番組
家、ついて行ってイイですか?
で放送された、埼玉の骨董市で
買った品の代金を支払う代わりに
家をみせてもらう企画を振り返ります。
50年以上骨董を愛する
いざわさんと交渉成立。
堀川国広(刀工)の鍔
8,500円をご購入。
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武器・武具関連の鎧などを収集し、
18歳から50数年やっているので
骨董市に足を運ぶと、とんでもない物
があったりする。
サラリーマンを定年退職して、
営業をずっとやってきたいざわさんは
歴史への関心と仕事とは別。
いざわ家STYLE1
玄関に骨董の器がある
皆、頂き物の江戸時代末期の
伊万里焼、皿5枚で22,000円。
いざわ家STYLE2
兜もある
頭形兜(ずなりかぶと)という
室町末期の1番古い頭形の形。
いざわ家STYLE3
刀の鍔(画鋲で展示)
今回購入分も、隣に置いておく。
野太刀拵とよばれる今から約700年前
くらいのもので拵だけで何百万の価値で
日本に数点しかない。
江戸時代、おそらく大坂の陣
位(石高)は200~300石取りくらい
会社だと係長か課長クラスの甲冑。
戦で瓢箪を持つ意味は、
戦で素面だと出陣しにくいので
お酒を飲ます為。
鎧を入れておく箱、鎧櫃もある。
いざわ家STYLE4
棺桶の代わりにもなる鎧櫃
戦死した場合に入れて
持ち込んで帰るとされる。
一般的なものと違い、
わざと棺桶の形をとり、
死ぬ覚悟で戦に向かった人も。
メインコレクションは、家臣 足軽の鎧の胴
130点くらいあったが、埼玉県に少しずつ
コレクションとして置いておこうと思って
約70点ほど残した。
いざわ家STYLE5
加藤清正の足軽の胴
いざわ家STYLE6
時代劇のスターが続々
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いざわ家STYLE7
陣笠コレクション
島原の乱の時に雑兵が着けていた物で
菊に三つ蝶という家紋は松平伊豆守
が使った物は15~20万位する。
いざわ家STYLE8
上杉景勝(120万石)
上杉謙信の養子の甲冑で
鉄砲を意識した南蛮式の胴は、
歴史的に美術品としても
価値の高いものだから身に
着けたことはない。
当時の購入額は、何百万
とだけ言っておきますが、
価値としては、1000千万以上
あると思いますよ。
いざわ家STYLE9
関ヶ原の戦いの甲冑もある。
関ヶ原の合戦の時に、石田方の
足軽が着けていたものは、1万なんぼで
買っているけど、50万でも買う人は居ます!
いざわ家STYLE10
教科書にのってる名前が続々
一番高い甲冑は、織田信長の小姓
森蘭丸で18歳で本能寺の変で
討ち死にする人。
いざわ家STYLE11
本に載っている!
『図説・戦国甲冑集』/学研
蘭丸の甲冑だとわかる本の
監修・文の担当は伊澤昭二さん。
借金した
骨董屋から借金をして購入、
女房と共稼ぎで、二人のボーナスとか
入れて購入した。
いざわさんは現在、一人暮らしで
ご飯は作るのが好きなので作っている。
壁には骨董展をした時の感謝状や
イベントに参加して手伝った感謝状が
飾られている。
奥様は白血病を発症して2年で亡くなられた。
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甲冑を好きになった理由は、
中学2年の時に中学校の校舎に甲冑を
展示してくれた地元の人がいてそれを
見て強烈に印象に残った。
働き出して4000円ずつ貯金して、
10万近く貯めて本物の鎧が欲しいから
買いに行って買ってきたのが
今のこういう状況に・・・。
奥様は、勿体無いとかいう人では
なかったが、まぁでも大変だよね。
お金の方が良かったんじゃないかな
といざわさんは感じている。
サラリーマンの時は良い鎧なんかは買えない。
当時、足軽が使った物はまだまだ評価されなくて、
足軽胴と言う物はまだ誰も見向きもしなかった。
地方の骨董屋 行くと、粗末にクモの巣がはった所に
置いてあって3000円とか5000円で昔は
買えていたと言う。
現在までの投資額は4000~5000万円は
掛かっているのではと語る。
価値としては億はあるでしょう。
奥さんの反対は全然なく、
子供はいないし、食べるには給料で食べられる。
歴史も全然わかってない人だったけど、
私がやっているから浮気しているよりは
いいって事じゃないの?
だんだん人が来てあの鎧がすごいと
里見浩太朗さんなどのいろんな人が来て、
自分も興味もってもいいのかと思ったと思う。
最後の頃は私の話を聞いたり、
本を書いた時に原稿を書いて、
ちょっと読んでみろって言うと
これ、文 硬いよとかアドバイス
してくれたから良い本ができた。
将来の夢はなくなりましたね、
やっちゃったからね、
やるだけやってきたから
これというものは、あまりないです。
集めた物をどこにおさめていくか
って言う事です。
いずれ死ぬんですから置いても
しょうがないでしょ!
ここにある甲冑をいろんな人が見て、
いろんな人と繋がりが出来て、
私の人生がバラ色で来た。
だからその行き先を
考えてやらないと可哀想。
甲冑は私にとってはロマンです。