今回は、8月25日放送の
中居正広のキンスマスペシャル
平成のお母さん女優 野際陽子
〜ＴＢＳドラマ波瀾万丈～
を振り返ってみたいと思います。
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2014年に、人間ドッグで肺がんの
一種である肺腺がんが見つかったが
初期段階だったので手術して
取り除けば問題なく、その段階での
5年生存率は80％だった野際陽子さん。
手術後1週間で退院し、ドラマの現場に
復帰するが、手術の影響で声が
出しにくくなっていたが、休む事なく
仕事を続けていたそうです。
2015年の定期健診では、
反対の肺にがんが再発してしまうが
前向きに受け止め再び手術を受けるも、
左右の肺は小さくなってしまった。
それでも周りに病気の事を
打ち明けずに、亡くなる1ヶ月前まで
撮影を続けていたといいます。
昼ドラのやすらぎの郷での出演は、
病院から通ってまで撮影をしていた事に
伊東四郎さんも、驚きを隠せずにいた。
1992年に放送された
ずっとあなたが好きだったでは、
野際さん演じる過保護な母と、
佐野四郎さん演じる冬彦さんの
強烈なマザコンキャラが話題！
最高視聴率も30％を越え、
サザンオールスターズが担当した
主題歌涙のキッスもミリオンヒット
を記録、冬彦さんの言葉も
流行語になった。
このドラマがヒットしたのは、
野際さんアドリブが原因だった
かもしれないという。
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実は、冬彦さんはドラマの設定上
はじめはマザコンキャラじゃなかった
のだそうです。
そのシーンについて野際さんは、
1人息子で溺愛している子供だったら
こういうことをするだろうな、と
自然にやってしまった芝居なんです
と語っていたという。
それは１話で、突き飛ばされて転倒する
30代過ぎの息子の怪我した指を舐め、
その野際さんのアドリブに
佐野さんも指を舐めるアドリブ返した。
野際さんは撮影前の企画説明で
過保護のシングルマザーの役での
設定だったが、すでに母親像を
完成させていたのだといいます。
翌年には、同キャスト人出演の
誰にもいえないが放送され、
野際さんと佐野さんは義理の親子
として共演し、悪い母親役を演じた
野際さんは母親にしたくない女優No.1
になってしまうが、こちらのドラマも
社会現象を巻き起こした。
話題となった義理の親子の
キスシーンは、野際さんのある
一言がきっかけだったという。
撮影の合間の雑談で野際さんが、
何年もキスシーンがない、
プライベートでもの一言から
キスシーンが作られたのだそうです。
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1936年石川県津幡町に生まれ、
3歳から東京の杉並区で育った
野際陽子さんは、大学時代は
ミス立教に選ばれた後、
NHKにアナウンサーとして入局した。
黒柳徹子さんの2年後輩として、
4年間勤めフリーへ転身した。
アナウンサー時代には、
NHK名古屋の独身寮に強盗が入り
野際さんが説得させ、追い返した
事があったそうです。
フランスへ1年間語学留学し、
帰国後は日本人で初めてミニスカートを
穿いた人物として有名に！
女優として花開いたのが、
アクションドラマ キイハンター
で女性隊員として出演し大ヒットを記録。
1994年に放送されたSweet Homeでは、
幼児教育の先生役をNHK時代から
親交があった黒柳徹子さん風の
髪型で出演することを提案し決定した。
私の運命というドラマで、主演の
坂井真紀さんには、野際さんが
女優魂を見せたシーンが
忘れられないという。
それは、息子のために
何とか病気を治したくて
宗教にのめり込むシーン。
池の中で祈りを捧げて唱える
お経もアドリブだったそうです。
