今回は9月27日放送の

ビーバップ!ハイヒール

で放送された

教科書に載らないかつての

大富豪に迫る回を振り返って

みたいと思います。

 

数十年前の日本には巨万の富を

豪快に使った金持ち達がいたという。

 

 

   

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1905年、伊勢を訪れた明治天皇の前に

1人のが招かれ、当時は神として

崇められていた天皇に対しては、

真円真珠の養殖を成功させ、世界中の

女性の首を真珠で飾ってご覧に

入れますといったとされる。

その男の名は、御木本幸吉さんで

全財産を投じて、まだ誰も

成功していなかった養殖真珠の

研究に没頭した幸吉さんが、

そこまで真珠に入れ込んだ理由は、

3年がかりで半円真珠の養殖に

成功した時のの笑顔を見て

世界中の女性を真珠で美しくしたい

と、決意を固めた。

 

そして1905年には、世界初の

真円真珠の養殖に成功する。

 

幸吉さんの真珠はロンドンや

パリ等のヨーロッパの宝石市場で

評判になり、ミキモトは世界的な

ブランドとなった。

 

ところが昭和7年に幸吉さんが

日本真珠水産組合長になった時、

養殖真珠の粗悪品が海外に

出回るようになっていたという。

 

その粗悪品を集めるように

命じ、集めた真珠(約72万個)

を神戸に運んだ幸吉さんは、

大勢の人達の前で全てを

焼き捨てていた。

 

現在で換算すると、

安く見積もっても8000万以上

※大阪毎日新聞 昭和7年10月11日

 

養殖真珠は天然と同じぐらい

美しくないとあかんのや。

 

己の人生をかけて挑んだ

真珠の養殖は幸吉さんの信念。

 

この行動はミキモトブランドを

世界に知らしめるとともに、

日本人のプライドを守り、

日本人への信頼を高める

事にもなっていた。

 

大富豪たちの行動が日本の

発展を支えてきた。

 

そんな知られざる日本の

大富豪物語を教えてくれるのは、

多摩大学客員教授河合敦先生。

 

河合先生はかつて日本には、

教科書には載っていないんですけど、

その人がなくては今がないという

大きな影響力を持った大金持ちが

いたという。

 

そういった多くの豪商たちが

各地に君臨していて、人のために

豪快にお金を使い、国を動かす事

もあったようです。

 

河合先生によると、御木本さんは

エジソンと会った事がある。

 

その際にエジソンから

自分が出来なかったのは、

ダイアモンドと真珠を

作ることができなかったが、

それをやったはたいしたもんだ

と褒められたこともあったそうです。

 

 

 

 

未曾有の災害から人々を救った

山形の英雄  本間光丘

 

三菱財閥 三井財閥 住友財閥など、

中で桁違いの大金持ちが

山形県酒田市にいたという。

 

江戸時代、庄内藩に君臨した豪商

本間家が所有していた土地は、

90万坪(甲子園 約230個分)で、

多い時には小作人を2,700人

使用していた。

 

その中の3代目当主 本間光丘は、

儲けた金を故郷のために

私財を惜しみなく使った。

 

 

当時は、海からの砂が農作物に

大被害を及ぼしていた。

 

そんな声を聞いた光丘

私財を投じ防砂林事業に挑んだ。

 

そして完成したのは、

30kmにも及ぶ巨大防砂林

 

光丘が投じた巨額な資金によって、

その一部が完成。

 

思いを受け継いだ人々によって

今の姿にまでなったという。

 

 

また1782年~1788年に

起きていた天明の大飢饉

 

冷害の影響で農作物が壊滅的な

ダメージを受け、6年間で死者が

およそ100万人という

大災害となってしまった。

 

光丘は災害に備え備蓄していた米を

領民に分け与えた。

 

その結果、庄内藩からは1人も

餓死者が出なかったが、本間は、

農地改革でほとんどの土地を失った。

 

 

 

   

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