今回は7月7日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
県南部の深い谷間
衛星写真で見つけた岩手県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落に捜索隊が向かう。
まずは情報を得るため
地元の人を探してみると、
橋の上にお父さん発見。
お父さんに衛星写真を
見てもらうとそこは
一軒家には間違いないけど、
誰もいないという。
去年の11月まで居たらしい。
するとお父さんから他の
ポツンと一軒家の情報を
教えてくれた。
その主はサトウさんだというが、
名前が出て来ないと住所録で
調べてくれて、入り口が
初めてだと分かりづらい
だろうとお父さんが
案内してくれる事に。
脇道を入り、行き先も
わからないまま、
先導してくれる親子の
車の後を追う。
砂利道に変わり…。
親切な親子のおかげで、
地元住民オススメの
ポツンと一軒家に到着。
するとお父さんは、捜索隊の代わりに
サトウさんに事情を説明してくれた。
ここまで連れて来てくれたお父さんの
幼い頃からの知り合いだという
ポツンと一軒家の主は、
サトウショウスケさん85歳。
案内してくれた親切な親子と
別れ、サトウさんの所へ。
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サトウさんは、おらの家さ
来るとは思わなかったという。
今は、娘さんと2人で
暮しているそうです。
この場所はサトウさんの築46年の
生家で、こちらにずっと住んでいた。
昔は、この奥で金を掘っていて、
今の家より上に家に住んだ。
上にあった家は、70年前に
父が買った金山の作業員宿舎に
家族で居住していた。
金を掘る人たちが、麓に泊まって
毎日通うのは大変だから、
小屋が建ちその場所で今暮す。
そんな話をしていると、
娘さんが帰宅。
娘さんは15㎞離れた
食料品店に毎日勤務し、
父親とこうやって暮らした
のは、まだ10年だそうだ。
ショウスケさんは25歳の時
4歳年上の奥さんとお見合いで結婚。
二人の娘が生まれ、この家で育つが、
ショウスケさんは出稼ぎに出ていて
家にいなかった。
元々、家業の林業を継いで
山仕事に従事していた
ショウスケさんだが、
娘たちが小学校に上がった頃
高収入を求めて建設会社に就職。
以来、瀬戸大橋などの大きな橋や
高速道路、新幹線などの橋梁を
造る職人として全国の現場へ!
70歳で退職し、自宅に戻った
ショウスケさんだったが
次の年の2月に奥さんが
脳梗塞になってしまっていた。
6年間の介護の末、
9年前に妻に先立たれてしまう。
当時、娘さんも母の介護に協力
していたそうで、今は子どもの頃に
一緒に居られなかった父といる
時間を娘さんは大切にしている。
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山奥の一軒家では、
風呂は薪焚きで水道も来ていない
ので鉄分の多い湧き水を使用。
掘りごたつに練炭を入れて
温まっている。
震災の時もここで暖をとれた。
佐藤家は海岸から約10㎞の場所にあり、
2011年3月11日東日本大震災で
約4㎞手前まで津波が襲ったという。
その晩から、薪だから風呂も入れたので
あの時はこの生活で良かったと思ったそうだ。
だが、娘さんは発生当日に叔母の
ワカメ養殖を手伝いに行ったが、
地震で仕事にならないから帰る事に。
国道に来たら渋滞になっていて、
コンビニに寄ろうと思ったが
車が混んでいて電気もついて
いなかったので諦めた。
北に行く方と我が家に行く
西の方の橋の分かれ道を
渡り終わった頃、携帯が圏外に。
何で圏外になるのかと思い、
ふと後ろを向いたら来た車が
1台もなかった。
それは津波が来た時間帯。
次の日に行ってみると、
最後に娘さんが渡った橋にも
車や瓦礫、待つやらが来て、
たぶん娘さんが最後に橋を
渡り切った人になっていた。
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