今回は7月7日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

東部の山中に2棟

道路も確認できる

衛星写真で見つけた福井県の

ポツンと一軒家を目指し

7km離れた集落から捜索開始。

 

まずは情報を得るため

地元の人を探してみると、

正面に歩いている男性

 

ポツンと一軒家で来ている事を

その男性に話すと男性から、

ここまで? またよくこんな場所へ

よく観てますよと返答が。

 

男性に衛星写真を見て貰うと、

7㎞離れた先のポツンと一軒家

を知っていた。

 

詳しい事はわからないが、

ポツンと一軒家には

カトウさんという方が

住んでいるらしい。

 

そこに行くには、険しい山道があり、

崩れやすい所があるという。

 

捜索再開し、教えて貰った

通りに進むと道が狭くなる。

 

落石なのか石が多く転がっていて、

男性の言う通りだった。

 

 

 

 

そして大きな石を2人で20㎝程

移動させた。

 

川沿いにのびる渓谷の細い山道

の先を進んで行く。

 

クネクネした山道を進み

家に到着。

 

 

 

 

小高い山の中腹に、森を切り拓いた

広い土地に赤い屋根の大きな一軒家。

 

青い屋根の小さな建物が建っていた。

 

 

   

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訪ねようとすると、家の中から

音楽が聞こえる。

 

それは、小さい建物のひさしに

スピーカーが取り付けられていて、

誰もいない外に向けて

クラシック音楽が流れている。

 

すると後ろから軽トラックで

誰かがやって来た。

 

タイミング良く帰って来られたのは、

ポツンと一軒家である

カトウヨシアキさん70歳で

この番組の事も知っていた。

 

今まで山の上ですす竹という

タケノコを採っていたそうだ。

 

流れて来た音楽は、

寂しさしのぎと獣除けで

ラジオを流したりしていた。

 

 

冬場、雪深い地域などに昔からある

出作りと呼ばれる生活形態があり、

山で農業や林業を行う人は

麓の家とは別に山にも家を持ち、

夏から秋にかけて山の出作り小屋に

住んで仕事に励んでいたそうです。

 

麓の町で長男家族と暮らす加藤さんは、

今も100年以上前に祖父が建てた

出作り用の家に山仕事の時期になると

住んで代々受け継いだ家業を守っている。

 

元々、県の職員として働いていた

カトウさんが家業の胃腸薬などに

配合される生薬の一種、黄連の栽培を

57歳の時父親から継承。

 

同時に山での出作り小屋も引き継いでいた。

 

 

   

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出作り小屋の中は、

薪ストーブがあり、

昔は囲炉裏だったそうだが、

床が酷くなり、断熱材を入れて、

サッシも取り替えてあった。

 

以前、県が運営する地元の

発電所で電気設備のメンテナンスを

行う部署だったカトウさんは30年前、

知り合いから廃棄バッテリーを50個

貰って自作した太陽光発電の

蓄電装置を作る。

 

今も電気は通っていないが、

外にある沢山のソーラーパネルで

照明も家電製品も使用可能。

 

黄連栽培の場所は1㎞離れた畑で、

たまに熊にあう事も…。

 

そのため、熊除けの鈴をつけた

籠を腰に巻いて行く。

 

約40haの山を親戚と共同所有している

カトウさんは、そのうちの6haで

栽培している。

 

収穫した黄連の根は2、3日

天日乾燥させた後、

ひげ根を焼く「毛焼き」作業を行い、

毛焼きした根を研磨し、天日乾燥させ、

製薬会社などに出荷されている。

 

毎日山に登って黄連を育て、

自分の世話もしてくれた

両親のためにも仕事を

早期退職して跡を継いだ。

 

だが黄連の1㎏の販売価格は、

2,018年時、13,000円。

 

安い中国産の輸入で価格が暴落、

家族を養う収入を得るのは困難。

 

心配していた後継者問題、

この先どうなるかはわからないが、

がやる気で少しホッとしている。

 

 

   

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