今回は10月27日放送の

チコちゃんに叱られる!

Don’t sleep through life!

を振り返ってみたいと

思いますので

宜しくお願い致します。

 

何も考えないで、

のほほんと暮していると

チコちゃんに叱られますよ。

 

 

 

なんで

漢字に書き順がある?

 

先生が教えやすいから

 

 

詳しく教えて下さるのは、

書き順の歴史に詳しい

広島大学 人間社会科学研究科

松本仁志教授。

 

松本先生によると、

漢字の書き順は昭和33年に

当時の文部省が決めた。

 

日本で初めて公式で決まった

漢字の書き順が載っている

筆順指導の手びきは、

書きやすさ・読みやすさ・

覚えやすさを基準に881字の

書き順が掲載されている。

 

65年たった今でも

学校教育ではこれをもとに

授業を行っているという。

 

江戸時代には書き順について

書かれた書物があった。

 

「希」の漢字のように

筆の流れに従えば、

おのずと書き順が

決まったということも

あったが、明治以降、

鉛筆の普及により筆の流れを

気にせずに書くように

なったため、書き順が次第に

バラバラになっていった。

 

書き順に関する本もたくさん

出版されたが、本によって

書き順はバラバラだったそうだ。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

漢字の書き順がバラバラで、

困ったのは小学生

 

漢字の書き順のルールが

なかったので、教える

先生も漢字の書き順が

違ったりして、子どもは

どの書き順で書けばいい

のかっていうのが、

よく分からなかった。

 

そんな長い間の混乱を

救うためにある救世主

登場した。

 

昭和30年秋、当時の文部省に

勤めていた沖山光は元小学校

教師だった経験を生かし、

どの漢字をどの学年で学ぶかを

振り分けて、漢字教育に大きな

影響を与えた人物。

 

そんな沖山のもとに、

先生によって漢字の書き順が

違うため、子どもたちが

漢字をどう書けば良いか

混乱していると相談があった。

 

 

NHKたぶん

こうだったんじゃないか劇場

書き順ツクール☆ウォーズ

~泣き虫先生の2年戦争~

 

第一回筆順委員会、

沖山は精通している

大学教授学識経験者

書道家現場の先生など、

専門家を集め、筆順についての

委員会を開いたが、、自分の

書き順が間違っているとは

思っていなかったため、自分の

意見を曲げられなかった。

 

昭和31年夏、自分の書き順を

認めさせるために、本当に

切腹をしようとしたという

話しがある。

 

毎回、会議は

大もめにもめて、

書き順が

決まらなかった。

 

そんな時、職場の同僚の

江守賢治が書く順番、

筆順の原則を決めて

整理したらどうかと

アドバイスをした。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

沖山江守のアドバイスを

もとに、書きやすさ・

覚えやすさを大前提とした

十の原則を考案し、会議で

発表したが、もめた。

 

沖山は、この書き順は一体、

誰が教えて、誰が覚えるのか?

学校の先生でしょう!

子どもたちでしょう!と発した。

 

ルールを決めた

ことにより、

一致団結。

 

一つのチームとして、

書き順を統一していった。

 

頑固だった専門家たちも

ルールを決めたことで、

理解も深まって、最後は

スムーズに書き順を

決められた。

 

筆順十の原則は、

書き順を

決めるうえでの土台。

 

漢字881字 期間2年、

約80回の会議の末、

ついに完成。

 

だが、筆順指導の手びき

に、ここで取りあげなかった

筆順についても、これを誤りと

するものでもなく、また否定

しようとするものでもない。

筆順指導の手びき」文部省

 

 

筆順指導の手びきの目的

①先生が教えやすい

②子どもが書きやすい

 

 

   

Sponsored Links