今回は11月13日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
長方形の広大な敷地
建物が2棟
畑が2ヵ所?
敷地一面に何らかの低木が
衛星写真で見つけた北海道の
ポツンと一軒家を目指し、
最寄りの集落から捜索開始。
最寄り集落に倒着。
トラクターを洗車している
お父さんを発見!
お父さんに衛星写真を見てもらうと、
目指すポツンと一軒家は誰かが
ハスカップを作っているような
話を聞いた事があるという。
ハスカップは北海道特産の果物。
捜索隊が訪ねたこの町は
作付面積が日本一なのだそうです。
お父さんに教えて貰った
お隣の家で再度、聞いてみると
そこには昔、燃料屋さんを
していたさとうさん夫婦が
いたはずだが、今も住んでいるか
わからないという。
捜索再開し、
ポツンと一軒家に辿り着いた。
捜索隊をキノコ採りに
来た人だと勘違いして
いたという2人が
ポツンと一軒家のあるじ
きくちこうきちさん72歳と
のりこさん68歳の夫婦。
元々この場所は奥さんの
お父さんが造り、やすださんの
土地を借りている。
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36、37年前、友人と
雑木林を開墾し、
遊び場兼ハスカップ農園
にした。
奥さんのお父さんは狩猟が趣味で、
この辺りを回って、川もあって
水も流れているなどの理由から
この場所に決めた。
ハスカップ農家をする前は、
奥さんの両親がプロパンガスとか
灯油、昔は石炭もやっていた
燃料店を営んでいた。
父親が60歳位で兄が
跡を継いだので、
これからは自分の時間をと
こういう風にしたという。
両親は亡くなられたが、
お父さんは94歳まで
現役で作業をしていた。
父親は実家から20㎞離れた
所から通い、奥さんは44㎞位の
道のりを毎日往復した。
父親からこの場所をご主人と
一緒に引き継いで、ハスカップを
栽培・管理している。
こうきちさんは製紙会社に
18歳から定年まで42年勤務
していた。
奥さんは実家の燃料店の
お手伝いをしていた。
奥さんの母親が盲腸で入院した際、
こうきちさんのおばあちゃんが
同じ病室で、うちの孫にお嫁さんが
いないかねぇ?みたいな話に。
奥さんの母親が退院して、
こうきちさんのおばあちゃんに
ハガキを出したが、亡くなった
ことを知った。
そういう経緯があって、
お店で働いていたら、
こうきちさんが偶然来て、
話が進んで結婚に至ったそうだ。
その後、授かった息子は
結婚して独立。
夫婦は3人の孫の
おじいちゃんと
おばあちゃんになる。
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製紙会社を60歳で定年退職した
こうきちさん夫婦で奥さんの亡父の
ハスカップ畑を管理。
ハスカップはシベリア原産と
いわれる果物で、日本国内では
北海道が生産量100%。
「枝の上に生えるもの」を
意味するアイヌ語の
「ハシカプ」が由来。
鹿除けとして亡父が
捨てるようなジャンパーと
100均のお面で案山子を作った。
敷地の入り口に架かる橋を渡った
資材置き場の50m奥に
建っているのが衛星写真に
写っていた茶色いトタン屋根の
平屋建ての建物がある。
この地にハスカップを移植した
奥さんの父から受け継いだ
ハスカップ畑を守るために、
雪で通えなくなる1月~3月の
積雪時以外は毎日、車で
往復2時間掛けてここに
通っている。
後継者がまだいないが、
今はとにかくできる限り、
このポツンと一軒家に
通い続けて、北の大地の
特産品を守っていくようだ。
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