今回は1月17日放送の
世界の何だコレ!?
ミステリー 2時間SPを
振り返ってみます。
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老人ホームで起きた実話
神奈川県にある
特別養護老人ホーム
さくらの里 山科。
特別な力を持ち、
奇跡の犬と呼ばれている
文福くん(推定14歳)がいる。
それは、2014年に始まった。
普段は活発に動き回る文福が
ある入居者の前から
動かなくなった。
それが2日ほど続いたある日、
すっと部屋に入ると、片隅に
座り、入居者を見つめた。
そして何故か、顔を
舐め始めた。
その後に、その方が
息を引き取ったのが
最初だという。
文福が持つ不思議な力とは、
理事長の若山さんによると、
ここで一緒に暮らしている
ご入居者がまもなく亡くなる
というのを予測するという。
これまで看取った人数は
20人以上、その行動に
気づいた職員はご家族に
連絡し、文福のおかげで
最期の時を一緒に過ごす
ことができたという。
文福の不思議な力について
ヤマザキ動物看護学校
堀井先生は犬が死という
概念を理解しているか
どうかていうことに
関しては解明はされてない。
ただ、犬が人の死期を
察知するということは
あり得るとは思います。
死期が近づいてくると、
人の体臭は変化が
生じてくる。
入居者の方が段々状態が
悪くなっていって、
ニオイが変わってきて、
自分との接触の機会も
減っていって、自分の
目の前から
いなくなってしまう。
こういう経験が
繰り返されることによって、
予想が成立していくという。
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文福の優しさに隠された
悲しい過去。
文福は保健所に殺処分寸前
までいて、壁一枚の向は
殺処分室。
命を奪われるワンちゃん
たちの最期の叫び声を
聞いていた。
若山さんは文福が次は
自分の番だと思っていた
と思います。
その経験が、自分の家族が
孤独に旅立つことが
ないように寄り添っている。
そこが文福の原点じゃないか
と思うという。
文福は奇跡も起こしていた。
約10年前、認知症を患う
田中さんが入居してきた
ときのことで、田中さんの
認知機能はかなり
低下しており、自分から
話をしたり、行動したり
することはほとんどない。
認知症とは、さまざまな
脳の病気により、記憶や
判断力の認知機能が
徐々に低下し、
社会生活に支障を
きたす状態。
現在では、高齢者の
6人に1人程度が
認知症とも言われ、
今の医学では完治は
難しいとされている。
症状は重く、息子のことすら
わからない状態で、せめて
最期は犬に囲まれた生活をと、
施設を探し、犬や猫と暮らせる
ここの辿り着いた。
田中さんは入居2日目でも
無反応で、感情をあらわす
ことはなかった。
そこにやってきた文福が、
田中さんに自分の存在を
アピールしていた。
入居5日目、田中さんは
文福をタローと
呼ぶようになる。
今まで何を話しかけても
無反応だったのに…。
入居7日目、田中さんの
息子さんが面会に来た際、
タローとは母が昔飼っていた
犬の名前だとわかる。
文福は違う名前で
呼ばれても、自分が
タローであるかのように
常に田中さんに寄り添う。
入居から1ヵ月、
文福と呼ぶようになり、
息子の名前も思い出した。
文福のおかげで2度と戻って
こないと思っていた当たり前の
日常が2人のもとに。
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