今回は2025年2月11日放送の

ザ!世界仰天ニュース

食の危険

を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

謎めく原因!

衝撃のお好み焼き

 

北海道札幌。

 

双子の家族が集まり、

お好み焼きを食べた。

 

みんなで食べていると、

双子の姉妹の喉に異変が。

 

1時間ほどして、腹痛・呼吸が

苦しそうになり、姉妹に同じ

症状が現れた。

 

体には赤い発疹、すぐさま

救急外来へ。

 

医師はアナフィラキシーと判断。

 

急激に現れる重篤な

アレルギー症状で呼吸困難や

意識低下などが起き、

対処が遅れると死に至ることも。

 

すぐに救命措置として、

アドレナリンが投与された。

 

それにより、姉妹の症状は

落ち着いた。

 

家族でお好み焼きを食べた事を

知った医師は、食べたお好み焼きの

材料が、市販のお好み焼き粉・

キャベツ・豚肉・卵・山芋であると

聞き出した。

 

その食材の何かに姉妹

アレルギー反応を引き起こしたに

違いないが、姉妹は食べた食材の

中にアレルギーを持っていない。

 

血液検査で原因を調べることに。

 

 

医師が最初に疑ったのは小麦。

 

18歳以上で発症するアレルギーで、

一番多い食べ物は、小麦だという。

 

山芋を食べても、アレルギーの症状は

起きるが、いきなり発症することはない。

 

だが、医師は原因を

推測できなかった。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

翌日、姉妹は退院。

 

1週間後、アレルギー検査の

結果が出るが、食べ物に

アレルギー反応は出なかった。

 

しかし、あるものに著しい

アレルギーがあった。

 

それは、ダニ!?

 

医師はヨーロッパの学会で、

似たような症例を聞いた

ことがあった。

 

パンケーキシンドロームという

粉製品に紛れ込んだダニに

反応するアレルギー症状のこと。

 

摂取後15分以内で発症することが多く、

呼吸困難・意識低下などの

アナフィラキシーを引き起こす。

 

当日に食べたという

お好み焼き粉を預かって、

中身を確認すると、ダニだらけ。

 

1か月くらい前に開封した

お好み焼き粉を常温で

保存し、開封口を折り曲げて、

輪ゴムで止めていただけだった。

 

その隙間からダニが侵入し、

繁殖したと思われる。

 

ダニの繁殖条件は、

湿度が60%~85%で、

温度は25℃~30℃が最適。

 

多くの人が保管しがちな

流しの下や引き出しの中は、

ダニの繁殖にうってつけ。

 

一般家庭のお好み焼き粉を

調べさせてもらうと、常温で

棚に保存し、開封口も

クリップで止めてあるだけ。

 

その粉の中には、

生きているダニが6万1800匹。

 

お好み焼き粉には、ダニの

エサとなるタンパク質が豊富。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

法政大学でダニの研究を

されている島野教授によると、

だし入りお好み焼き粉のだしは、

かつお節や昆布で、その分の

タンパク質がプラスされてるから、

普通の小麦粉よりダニの繁殖は

明らかに早い。

 

 

 

天ぷらでも同じ症例がある。

 

粉製品をダニから守るためには、

密閉容器に入れ、フタを

閉めた状態で冷蔵庫で保存すること。

 

双子の姉妹だけが発症したのは、

姉妹にはアレルギー性鼻炎があった。

 

アレルギー性鼻炎は通年性と

季節性に分類され、通年性の

鼻炎の多くはダニが原因。

 

つまり、通年性のアレルギー性鼻炎を

持っている人の多くは、

ダニアレルギーの可能性が高い。

 

双子の姉妹は、お好み焼き粉の

中に入ったダニを口にして

しまったことで、アレルギー反応が

でて、アナフィラキシーが起きた。

 

 

   

Sponsored Links