今回は10月25日放送の

ビーバップ!ハイヒール

で放送された

気象にまつわる知恵の言葉

の回を振り返って

みたいと思います。

 

 

日本には気象災害から身を守る

先人達の知恵の言葉があるという。

 

 

   

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西日本を数十年に一度の豪雨が襲い、

翌週は40℃を超える猛暑で1万人が

緊急搬送された事や25年ぶりの

大型台風が関西を直撃するなど

全国各地に大きな被害を出した

この夏の異常気象。

 

日本にはそんな気象災害から身を守るため、

先人達が残した知恵の言葉があるという。

 

 

2011年に東北各地に甚大な

被害を齎した東日本大震災で、

岩手県釜石市の小中学校の

99.8%が難を逃れていた。

 

そこには、この地域で

日頃からある言葉が浸透

していたからだという。

 

その言葉は、

津波が来たら”でんでんこ”

逃げるのよ。という言葉。

 

三陸地方で伝わる言葉 命てんでんこ

には、家族を信じて”てんでバラバラ”

高台へ逃げろという意味があった。

 

昭和8年 三陸地震で津波被害に遭うなど、

家族を助けに行って避難が遅れ、多くの

死傷者が出てしまった経験からこの諺が

生まれた。

 

釜石の小中学校では普段から

命てんでんこが教えられ、

地震直後に生徒たちは

自主的に高台へ避難して

助かっていた。

 

大災害に限らず、天候の急変を知るのに、

昔から役立ってきたのは、経験によって

生まれた天気のことわざ

 

現代の科学に照らし合わせても、

単なる迷信で終わらないものが

数多くあるのだそうだ。

 

例えば、

茶碗のご飯粒がきれいにとれると雨

 

高気圧が近づき、天気が良くなると

空気は乾燥し、ご飯粒はすぐに乾いて

取れにくくなる。

 

逆に低気圧が近づいて、雨模様になると

湿気が多くなり、ご飯も湿ったままで

取れやすいのだという。

 

 

 

猫が顔を洗うと雨

 

猫のヒゲはセンサーのように敏感で、

雨の前に湿気が多くなると、痒さや

重さを感じ、いつも以上にヒゲを

触ってしまい、それを人間は

顔を洗っているように見えるという。

 

 

アマガエルが鳴くと雨

 

低気圧が近づき、空気中の湿気が

高くなるとアマガエルが皮膚呼吸を

しやすくなり、活動的になる。

 

このように、昔からいわれている事にも

科学的な裏づけがあるものが多い。

 

そんな天気にまつわる使えることわざを、

お天気キャスター29年になる気象予報士

正木明さんが教えてくれる。

 

 

   

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正木さんは、どれだけ科学が進んでも、

急な天気変化は読めない所があると話す。

 

先人の知恵が詰まった天気のことわざで

天気の達人になる方法を紹介してくれる。

 

気象予報は軍事技術として

格段に進歩した。

 

正木さんによると、頭痛は血管の収縮や拡張で

症状が出ると言われていて、天候や気圧の変化で

症状が現れる関節リウマチ神経痛ぜんそく

などを気象病とよぶというため、気象と関係が

あるみたいだと話す。

 

 

すぐ使える お天気ことわざ

 

櫛が通りにくい時は雨

 

櫛の通りが悪い時は、雨が近い証拠。

 

低気圧が近づき、湿気が多くなると

髪の毛が空気中の水分を吸い、

長さや太さが変わり縮れるため

櫛が通りにくくなるのだとか。

 

 

星がちらちらすると雨

 

夜空を見上げると星がちらちらと

瞬いているような時は雨が近い証拠。

 

星が瞬いて見えるのは、

上空に低気圧が接近し、

大気の層が複雑で不安定になると

星の光は何度も屈折して地上に届くため。

 

 

   

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