今回は11月24日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

森の中に埋もれた家

道は確認できる

衛星写真で見つけた東京都檜原村の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始。

 

まずは情報を得るため、

地元の人を探すと、

家の前で釣竿の手入れを

しているお父さんを発見。

 

ポツンと一軒家の捜索と聞き、

家に戻ってポロシャツを着てきてくれた

お父さんに衛星写真をみてもらうと

家はあるが誰も住んでいないという。

 

目指すポツンと一軒家は、

近所のタナカさんが持っている

資材置き場で、薪を作る作業所

にもなっているらしい。

 

お父さんはタナカさんの親戚

だという事で、自宅まで案内

してくれる優しい人だった。

 

タナカさんは、林業の会社を

営みながらコテージも

運営しているみたい。

 

タナカさんの奥さんに

衛星写真を確認して貰うと、

やはりタナカさんの会社で

所有する薪割りの作業所で

間違いようだ。

 

今日、薪小屋に行っていることが

わかると、先ほどのお父さんが

私が案内するからついて行く

という展開になる。

 

東京都内だと思えない深い山

の中を車で走行していくが、

舗装道路が砂利道に変わる。

 

車から降りてきたお父さんに

ついて行き、山道から脇を

上がった場所に、建物があった。

 

 

 

 

   

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そこは人が住む住居ではなく、

薪割りの作業場で、均等に割られた

薪が大量に積みあげられていた。

 

ところが、タナカさんの姿はない。

 

お父さんによると、上にも

所有する山があって、そちらに

行っている思いますと

案内してもらい

タナカさんと対面。

 

 

薪割りの作業場だった

ポツンと一軒家

タナカソウジさん72歳は、

東京都檜原村で林業会社を

営み、8年前に薪作りを開始。

 

薪にするのはナラの木の間伐材で、

均等の長さに切った丸太を薪割り機で

4等分に割り、それを隣の機械で

さらに切断していく。

 

そうして細かく

切り分けられたものが薪に!

 

70cmの針金で作った輪の中に

薪を入れて束ねたものが

1束になるそうです。

 

これがピザ窯用や薪ストーブ用

として、年間13,000束

出荷しているという。

 

 

この場所にも新たに薪小屋を

建てる予定だというタナカさん。

 

今はその骨組みに使う

杉の皮を剥ぐ作業中。

 

皮を剥ぐことで丸太の乾燥時間を

短縮させ、害虫駆除や腐食防止に

もなるという。

 

 

   

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タナカさんの仕事は、木の皮剥き

や薪作りだけではなく、植林や

伐採など林業全般にわたっている。

 

元々、道などない森の中に重機が

入るには山の斜面に間伐した丸太を並べて、

簡易的作業用道路の確保が必要だった。

 

タナカさんが十四代目を継いだのは

50年前で、大学を卒業した22歳の時。

 

所有する500haの山林、昔は川に

木材を流して運搬する管流し

鉄砲堰を使い、川幅の広い所で

丸太を筏に組んで下流へ。

 

昔は石油がガスに代わるものが

薪や炭で当時は花形だったが、

石油・ガスが入ってくると、

薪や炭は売れなくなり現在は、

50年生の木が山で立っている

状態で700円で、ちょうど

昭和25年と同じ価格。

 

当時は1本が3万5000円、4万円で

昔は山で生活できたが、外材などが

入ってきたおかげで木材が安くなって

お金にならないから木を切らなくなった。

 

それでも手入れが必要。

 

土砂崩れなどが起きないように

山の保全のために整備が必要。

 

こうして切った間伐材の

有効利用で薪作りをはじめた。

 

受け継がれた林業を

絶やさぬように別事業を開始。

 

以前から林業の体験会を実施し、

その体験会の参加者の

宿泊施設として32年前に

コテージ1棟を建設し、

現在では4棟ある。

 

そのコテージはタナカさんが

中心となり、大工さんが1人

入って造った。

 

江戸の初期から続けている

林業一筋400年家業を継ぎ、島を除く

東京都唯一の村で山を守り続ける

タナカさんはに仕事を教えて

後継ぎにするのを楽しみにしている。

 

 

   

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