今回は2月24日放送の

家、ついて行ってイイですか?

(明け方)小樽駅で

家、ついて行ってイイですか?

と聞いてみた企画を振り返ります。

 

 

行きつけのお店で飲んでたという

地元のはまばやしさん

(小樽の浜ちゃん)

68歳と交渉成立。

 

女房に先に死なれたから

1人で暮しているそうで

今日は、スナック「憩」

飲んでいたという。

 

そのお店は、安くて

ママがいい人なのだそうだ。

 

 

はまばやし家STYLE1

スナック「憩」が大好き

 

人情のわかるいいママ

 

 

推定距離2.8㎞ 1,600円

 

 

はまばやし家STYLE2

長屋のタイプのアパート

 

 

はまばやし家STYLE3

玄関にゴミ袋の山

 

 

2LDK 築39年 家賃5万円未満

 

 

お仕事は10年以上前にリタイヤ、

58歳か59歳で女房に死なれたから、

東京にいたがしょうがないから

北海道に帰ってきたはまばやしさん。

 

 

はまばやし家STYLE4

自慢はYAMAHAのシンセサイザー

 

絶対音感がないから

音を拾う時に使っている。

 

 

はまばやし家STYLE5

大型スピーカー

 

 

はまばやし家STYLE6

趣味で作詞作曲

 

正式な数は、1759曲。

 

 

はまばやし家STYLE7

20年間 曲を作り続ける

 

女房に対して803曲作っている。

 

他人が聴いたら「バカその曲なんだ」って

言われるかもしれないけども、

の生きる希望、生きる術。

 

先に死なれて1人になっても

生きてく意味がある!

 

 

   

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本当は欲しかったが、

残念ながら子どもはいなかった。

 

はまばやしさんは、警察 消防関係の

集中管理装置の設置メンテナンスをする

会社で働いていた。

 

 

はまばやし家STYLE8

寝室は暖房なし

 

室内の温度は4℃近辺。

 

 

はまばやし家STYLE9

亡き妻が寝床を見おろす

 

 

はまばやし家STYLE10

枕元に妻の形見

 

 

32歳位で結婚して、

2人の出会いは、

女房の親父さんのお葬式で

たまたま寺に行く車の

「運転手してくれないか?

って言われて、その時に

知り合ったという。

 

結婚して2年か3年目に、

「私 なんか貧血気味みたい」

っていうので、病院で診て貰うよう

提案して行ったらがんだった。

 

余命は数年と言われたけど、

頑張って10年生きてくれたという。

 

余命を言われてから、

全国を旅行した。

 

最期の年の正月は、一時退院して

アパートで年越ししようという事で、

当時住んでいたアパートで年越し。

 

にポツンと「私 何のために

生まれてきたんだろう」と言われ、

困ったはまばやしさんは、

「俺のために生まれてきたんだって

答えちゃダメか?」って聞いたら

何とも言えない顔で笑いやがった。

 

 

   

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年開けて、すぐ入院させたが、

1月の25日に亡くなられた。

 

一番最期の言葉は、25日に

「ありがとう」に近い事を言った。

 

はまばやしさんはその日、

仕事の準備があったから、

一旦病院から帰った25日、

夜中10時頃に電話が掛かってきて、

「危篤だ」と言われ病院へ向かう。

 

の切なそうな声しか

聞こえなかったが、一方的に

喋ってたら最後にはまばやしさんも

切なくなって「もう逝ってもいいよ」

っていう事を多分、言ったと

思うと振り返る。

 

そうしたら、すーっと吸って、

はーっと吐いてそれで終わりだった。

 

その事を考えると辛くなる。

 

でもな、人間なかなか

覚悟なんてできない!

 

余計なことばっか考えてな、

その点 うちのさん

見事だったと思うよ。

 

弱音を聞いた覚えがないもん。

 

 

はまばやしさんが飲みに行くのは、

女房の月命日の25日しか

飲みに行かないと決めているという。

 

行くと、ちゃんと店のママ

何も言わなくても、献杯用の

小さな盃を出してくれる。

 

 

歌はさんが元気な時から

作っていて、歌ってあげたりした。

 

 

   

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形見に積もった埃も掃除しない

 

ホコリも重ねた年月の

一部だっていう感じ。

 

全部キレイにしちゃうとよ、

時の流れがなくなるちゅーか、

10年間一緒に過ごして来た

仲間みたいな感じ。

 

 

2020年2月3日 同じアパートに住む

友人から前日の2月2日に逝去されたと

の報を受けていた。

 

生前、はまばやしさんは、ディレクター

形見の中に女房の髪の毛が入っている事を

教えてくれて、死ぬ前に「棺桶入れてくれ」

って誰かに頼むと言っていた。

 

 

謹んでご冥福をお祈りいたします。