今回は5月4日放送の

櫻井翔×池上彰

教科書で学べない

ニッポンの超難問

を振り返ります。

 

 

医療現場が抱える超難問

 

4月3日 湘南藤沢徳洲会病院では、

多くの人たちが新型コロナウイルス

への不安を抱えていた。

 

診察に当たるのは、日比野医師39歳。

 

4月4日 日比野医師は新型コロナウイルス

への感染を疑った患者がいたが、PCR検査

回すことは出来なかった。

 

PCR検査は症状に応じて医師ではなく、

保健所が行っていたから。

 

その患者は、嗅覚の異常はあったが

肺炎を疑わせる症状がなかったため、

検査は見送られてしまっていた。

 

が、患者はその後、保健所に自ら

連絡して検査を受け、陽性が確認

されたという。

 

 

そこには、立ちはだかる

検査の壁があった。

 

4月14日 看護師の一人が

新型コロナウイルスに感染。

 

日比野医師も、微熱と倦怠感で

自宅待機になってしまう。

 

1週間後、日比野医師は

PCR検査で陰性。

 

院内での感染者なしだった。

 

4月25日 PCR検査の問題に

変化がみられた。

 

それは、医師の判断で

PCR検査が出来るように

なったことだった。

 

背景には、保健所や民間の

検査会社の増えたことで、

この病院では検査が

スムーズになっている。

 

 

   

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岐阜県総合医療センターでは、

新型コロナウイルス患者専用フロアを

新たに設けていた。

 

この病院には、容体がいつ急変するか

わからない重症患者が多く運び込まれ、

日々手探りでの治療が続く。

 

人工呼吸器に繋がれた高齢重症患者は、

症状が悪化し、他の病院から移ってきた。

 

4月17日 医師たちが

重症患者の悪化を懸念。

 

4日後 徐々に回復し、人工呼吸器を

外すタイミングを見計らう。

 

入院から10日後 喉の奥から

人工呼吸器の管を抜く抜管を行う。

 

管を抜く際、せき込むとウイルスの

飛沫の恐れがあるため、フェイスガード

などで防備して抜管成功。

 

 

一方で重症患者の受け入れには、

問題があるという。

 

都内の大学病院では医師たちが、

他の病院からの電話対応に追われ、

受け入れたくても受け入れられない

ケースもあるそうだ。

 

人工呼吸器でも症状が回復しない

重症患者には人工肺【ECMO】が

使われている。

 

これは肺の機能を担ってくれる装置で、

患者の血液を体外に出し、酸素を

加えて体に戻す。

 

 

   

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準備段階で確認できる

スタッフの数は9人。

 

医師看護師技師らの

多くの力が必要になり、

装着に2時間かかる。

 

そして、24時間体制で

管理が続くという。

 

全て重症患者が入ってくると、

従来やっている仕事が出来なくなり、

医療崩壊になってしまう。

 

 

 

肺炎にかかっているのに

気付いていない無症状態が多い

=感染者が見えにくい

 

本人の自覚症状がないまま街を歩くと、

感染を広げてしまう

➡感染拡大を食い止めるのが

難しいウイルス

 

 

 

 

※香港大学 室温22℃ 湿度65%で実験

 

 

   

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