今回は2月18日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
森を切り拓いた広い敷地
建物が密集
正体不明の細長い建物
衛星写真で見つけた千葉県の
ポツンと一軒家を目指す。
千葉県のポツンと一軒家を
目指し、最寄りの集落から
捜索開始。
最初に出会った夫婦に
衛星写真を見てもらうと、
目指すポツンと一軒家の
あるじは植木屋さんを営む
70歳くらいの
まさきまさひろさん。
地域の人が「開墾」と呼ぶ
山を切り拓いた広い土地の
中に建つたつその建物は
住宅ではなく、植木屋さんの
作業場だという。
住居はすぐそこにあると、
案内してくれるお母さん。
その道中、前から来る
車に乗っていたお父さんが
まさひろさんに電話して、
集会所で待ち合わせ。
集落の皆さんの協力の
おかげで現地に辿り着く
前に出会えた
ポツンと一軒家のあるじ
まさきまさひろさん71歳。
まさひろさん本人に
案内してもらい、
目指すポツンと一軒家に
辿り着いた。
自宅では夫婦2人で暮し、
娘は独立している。
今 住んでる家のすぐ下に
家があった。
50年くらい前に
道路の計画があって移転。
古い家を解体して、今も
その材料を使った住宅。
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このポツンと一軒家は
まさひろさんの父が
戦後に開墾して、
昔から村の人も
開墾、開墾って呼んでる。
1町4,5反の広さを全部、
手作業で少し隣村の人たちにも
手伝って貰い、開拓。
まさひろさんの父さんは
4人兄弟の末っ子で
次男が早世し、長男と
戦争に行って、長男が
亡くなられた。
生活の糧を求めて、
まさひろさんの父さんが
開墾した。
開墾当初は植木業ではなく、
農業で田んぼの代わりの
陸稲を育てていた。
この辺りにいっぱい
自生している山百合の
栽培を結構、長くやって
いたのだそう。
山から掘ってきた
山百合の球根を1年、
畑に植えて太らせて、
海外に輸出。
オランダ原産の
カサブランカは日本の
山百合が元。
それだけでは食べて
いけないため、
葉タバコの栽培も
組合を作って、
この地域で4、50人
組合員が居た。
通って来た道は
65年前に車道開通し、
町に少し補助を
貰ったりしたが、
当初は現在より
狭い道だった。
作業場や資材置き場は、
大工経験のない
まさひろさんが
自力で建築。
作業場の中は、
飲食店の廃棄品の
囲炉裏卓だったり、
戸棚の戸を使った建具を
お盆に使用していた。
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基本的には育てた植木を
植木市場に出荷するが、
ここ4年くらいはコロナが
あったので出荷休止中。
今は一般家庭や公共の場所の
植木の手入れ・刈り込みなど、
植木の管理が中心になっている。
まさひろさんの父さんが
開墾した5000坪以上ある
広い植木畑には、種や
苗から育てたおよそ50種
1万本もの木が植えられている。
出荷の再会に向けて、
1本ずつ手入れをしている。
両親に連れられ、幼い頃から
通ったこの山を兄弟6人に
とって伸び伸びと走り回れる
遊び場だった。
兄弟が大人になっても
自分達の子どもを連れて
集う故郷。
若くして父の跡を継ぎ、
年の離れた弟たちの
親代わりでもあった
長男のまさひろさん。
これまで50年以上、
必死に働いた仕事場が
兄弟と甥っ子たちが集う
故郷としてこれからも
未来へ続く。
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