今回は、5月28日放送された
カズレーザーと学ぶ。
歯と口臭の新知識
を振り返っていきたいと
ますので宜しくお願いします。
新事実!
口内細菌の悪魔合体で
虫歯が超過速!
口腔生物学研究ひとすじ35年
日本補綴歯科学会 副理事長
広島大学大学院 医系科学研究科
教授 二川浩樹先生によると、
虫歯菌が誰の口にもある
口内細菌と悪魔合体すると、
通常ではありえないほど
虫歯の進行を加速させ、
歯をボロボロにしてしまう
ことが判明。
だが、虫歯菌・歯周病菌を
8割減らし、悪魔合体を
防いでくれる食べ物が
あるという。
ミュータンスレンサ球菌
(虫歯菌)は本来、我々が
持っている菌ではない。
だいたい、1歳半から2歳半
くらいまでの間に
感染の窓という時期に
感染が起こる。
虫歯は
母から51%
父から31%
離乳食を口移しであげるとか、
冷ます時に息からも
唾液が飛散し感染。
虫歯菌が子どもに
うつってしまう。
口内細菌のバランスは2歳半前後に
決まるため、2歳半までに
感染させなければ、
基本的には生涯虫歯にならない。
近年、虫歯を加速度的に
進行させるメカニズムが
発見された。
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虫歯の進行度は早い人だったら、
半年から1年で深い虫歯が
できてしまったりする。
しかし、なかには急激に進む
虫歯というものがあり、
原因が謎だった。
でも、2年ほど前に
アメリカの研究グループが
虫歯菌が他の菌と合体することで、
急激に虫歯が進んでしまう。
ミュータンス菌(虫歯菌)が、
カンジタ菌(カビの1種)と
悪魔合体。
皮膚の表面とか口の中の常在菌で
日和見菌なので、普段は悪いこと
しないが、免疫力が下がると
悪いことをする。
悪魔合体の恐怖
①虫歯の侵食スピードがアップ
虫歯菌は定住性
自ら移動はできない。
カンジタ菌は菌糸体が
エサを求めて伸びる。
そうすると、ミュータンス菌
自体は動かないが、菌糸に
虫歯菌がくっついて
広がることで、虫歯の
侵食速度は2.8倍に!
悪魔合体の恐怖
②抗菌剤やブラッシングへの
耐性が強化
菌糸体が伸びた状態
→排水溝で毛が集まった状態
その中で育った
ミュータンス菌が、
不溶性グルカンという
ジェルをつけて、ガチガチに
固まったような状態になる。
上から抗菌剤をふりかけて
やっても、中まで浸透して
いかないし、歯ブラシで
取ろうと思っても
絡み合って取れない。
虫歯菌は強い酸を出して、
歯のエナメル質や
象牙質を溶かすが、
先生によるとカンジタ菌は
虫歯菌よりさらに
強い酸を出す。
すると、合体した2つの酸が
歯を溶かすスピードは2倍に!
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悪魔合体
虫歯の広がる速度→2.8倍
歯を溶かすスピード→2倍
虫歯の進行速度は理論上、
5倍以上になる。
甘いものがしみたら
虫歯の初期症状!
冷たいものがしみたり、
歯を磨いて痛いと
感じるのは知覚過敏。
歯の根っこに象牙質が
出た部分に触ると、
「痛っ!」という感覚に。
熱いものがしみたら、
重度の虫歯のサインで、
既に歯の内部で炎症が
起っており、熱で拡張した
血管が神経が圧迫していると
考えられる。
カンジタ菌は普段、
善玉菌の味方で
免疫が下がると、
悪玉に変わる。
善玉でいてもらうためには、
体調の管理と口の中を清潔に
することが大切。
虫歯に強い→歯周病に弱い
歯周病に強い→虫歯に弱い
虫歯菌・歯周病菌を8割減らす
のはL8020乳酸菌。
1日1回L8020乳酸菌入り
ヨーグルトを食べる実験で、
ミュータンス菌(虫歯菌)も
P.g.菌(歯周病菌)もおおむね8割
減らすことができた。
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