今回は11月10日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

森に囲まれている

建物は2棟?

道が確認できない

衛星写真で見つけた愛知県の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始。

 

集落に到着し、ポツンと一軒家

の主であるシミズタツオさん

75歳の所へ辿り着いた。

 

その取材終了後、シミズさんから

ここよりもずっと一軒家らしい

一軒家があると聞き調べてみると、

シミズさんの小屋から約3㎞先に

家があった。

 

そこに住むのは、世界的に有名な

芸術家で、アメリカのロサンゼルスから

移住してきたクニシマセイジさん

という人らしい。

 

シミズさんが基礎工事をやられたそうで、

家の真ん中に石垣がドーンっと通って

いるとかいないとかで、シミズさんが

家まで先導してくれた。

 

 

 

 

ポツンと一軒家に辿り着いたが、

よく見ると壁が斜めに傾いている?

 

その家は、壁も屋根も斜めに傾き、

シミズさんが言うように家の真ん中に

石垣が通っている。

 

ところが家主は不在だったため、

シミズさんが取材交渉してくれて、

30分後に戻ってきてくれることに!

 

ここは対象外でしょう(笑)

というポツンと一軒家

クニシマセイジさん81歳帰宅。

 

 

   

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1937年に名古屋市で生まれた

セイジさんは、石や金属を利用した

彫刻作品で知られる芸術家で

美術館のほか、市内にある

東山公園の緑と風のフレームや、

碧南市 下山公園の碧と風の輪

岡部市 岡崎信用金庫に作品が

展示されている。

 

そしてその活動の場は世界で、

アメリカやオーストラリア、

ヨーロッパ等の10カ国以上で

個展を開催しているという。

 

20年間 アメリカで生活していたが、

60歳の時に夫婦で生まれ故郷の

愛知県に戻って、この山奥に

家を建てたという。

 

セイジさんは、アメリカに居た時に

ニッタタカオさんというとっても

ユニークな建築家の方に好きなように

やって下さいと依頼して

設計してもらったそうです。

 

アメリカから帰って来た時に、

確認したセイジさんは吃驚して、

さんの第一声は、

これは住めないねだった。

 

奇抜なデザインの家の中を

見せてもらうと、石垣が

家の中を一直線に外まで

抜けているのがわかる。

 

その石は昔、石切り場があった所の

白御影石で、削岩機の跡も残っている。

 

垂直に立っている柱がなく、

慣れるまで数日、眩暈がする等で

大変だったそうだ。

 

室内には絵を描いたり、

模型を作ったりする場所があり、

石の工場とか鉄工場、

鋳造工場で作品作りをする。

 

 

   

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日本でおおよそ加工した巨大な石を

アメリカなど外国へ船で輸送し、

現地でくみ上げて作品に

仕上げるそうだ。

 

アメリカへ渡るきっかけとなったのは、

ニューヨーク州立大学の先生

セイジさんの作品との出会いがあり、

ニューヨークで展覧会をやらないか?

という呼びかけがあってからだった。

 

37歳 ニューヨークで初個展がきっかけで

渡米し、活動拠点をアメリカに移った。

 

日本の山奥に移住を決めた理由は、

自然をいつも意識した作品作りを

しているので、素材として石の素材は

人工的に作られたものではなく、

大変魅力的な素材になっている。

 

自然の中で自分がどうあるべきかを

意識したのが、ここに引っ越して来た

きっかけの1つとのこと。

 

名古屋、東京、ニューヨーク、

ロサンゼルスと大都会ばかりで、

極端に言えば緑がない世界。

 

憧れでもある緑の多い所、

あまり人が居ない所に

住んでみたいと感じた。

 

自然から発想を得て自然素材を

使って作品を生み出すセイジさん、

 

地層をイメージした作品は、

石膏の模型の中に石や枝の型で

鋳造したブロンズのパーツを

置いて試作。

 

いくつものパーツを組み立てた

パズルのような作品なので

展示する際も、何十通りの方法が

考えられるという。

 

 

 

 

憧れでこういう所に住もうと思って来たが、

自然の素晴らしさと=自然の厳しさみたいな

ものを強く感じると話す。

 

冬は道が凍り、夫婦

1㎞雪かきをしなければならない。

 

それでも友人たちが訪れるための

倉庫が併設されたゲストハウスを

12年前に建築していた。

 

ここからでも発信できるので

アメリカにはあまり戻りたい

と思わず、不必要な物を排除して、

人間 本来ある姿はこうじゃないかな

という生き方をしたいのだという。

 

 

   

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